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暮らしの中の仏事

第6回 病院からの搬送と葬儀社選び 2007.07.10
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 ご家族が入院中の方から、相談の電話をいただくことがよくあります。「病院で家族が亡くなったら、まずどうすればいいのでしょうか」という相談です。平成13年の東京都の都民アンケートでは、親族が病院で亡くなるケースは82%ですので、この疑問は多くの方に共通するものと言えるでしょう。   

 病院で亡くなると、ご遺体は霊安室に移されます。その後2時間くらいで、霊安室から自宅等へ搬送することになります。以前は自宅への搬送が主でしたが、最近、特に都市部では、マンションなどの集合住宅の増加により自宅に安置できず、直接葬儀式場などへ搬送することがほとんどになってきています。頼みたい葬儀社が決まっている場合には、その葬儀社にすぐに連絡をし、搬送を依頼しますが、まだ葬儀社が決まってなく自宅に安置できない場合には、その場で葬儀社を決める必要に迫られます。気が動転しているうえ短時間で決断をしなければならず、「高額の契約を結んでしまった」「サービス内容を良く確認せず選んでしまった」など結果的には、不本意な葬儀を執り行うことになってしまう場合があります。

 7月に発表された公正取引委員会の「葬儀サービスの取引実態に関する調査結果」では、65%の方は事前に情報収集も葬儀社の決定もしていません。また、家族が亡くなってから葬儀社を決めた方の95%は、他の業者と比較しなかったと答えています。トラブルや不満足な葬儀を避けるためには、日頃から情報収集に努めておくことが何よりの準備となります。自宅を中心に、都合のよい範囲で葬儀式場や葬儀社を探し、どのような葬儀を望んでいるのか、価格はどのくらいを希望するのか、お知らせする範囲と会葬者の予想人数はどのくらいかなどを相談し、見積もりをもらって検討するのがよいでしょう。

 また、お元気なうちから葬儀内容を決めておくことができる「葬儀の生前予約」というサービスなどもあります。葬儀に参列するときには、葬儀式場や葬儀社の対応などもよく見ておくと、葬儀社選びの参考になることが多いでしょう。

取材協力/メモリアルアートの大野屋

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