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TVでも人気のスーパードクター 順天堂大学医学部教授 小林弘幸先生の健康講座

【第14回】「笑顔」で自律神経を整えよう 2015.07.13
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【TVでも人気のスーパードクター 順天堂大学医学部教授 小林弘幸先生の健康講座】一覧はこちら

 医学分野で笑いの効能が注目されています。笑うことで病気から体を守る免疫機能が向上することに着目し、がん予防やがんの治療に取り入れている医療機関もあります。私の研究でも、笑いによって副交感神経の働きが上がり、自律神経のバランスが整えられることが分かっています。健康のために欠かせない「細胞のすみずみに質の良いきれいな血液を送り届ける」ことにつながります。

 今年行われたソチ五輪でも笑いの効能により、優秀な成績を収めた日本人選手がいます。それはスキージャンプの“レジェンド”葛西紀明選手です。41歳で7度目のオリンピックに挑んだだけでも快挙なのに、驚異的なパフォーマンスで2つのメダルに輝いたのは記憶に新しいですよね。もちろん、日々の鍛錬やジャンプ競技への愛情、家族やチームメイトのために飛ぶという執念が、素晴らしい成績につながったのだと思います。ただ、強い信念を持つ葛西選手でも、ノーマルヒルでは思うような結果が出ませんでしたし、腰痛にも苦しまされました。そこで心がけたのが笑顔。笑うことで心身をリラックスさせ、ここ一番で自分の力を存分に発揮できたのです。

 しかし、笑うことは意外に簡単ではありません。とりわけ気合いを入れたいとき、多くの人は力みがちです。力が入ると全身の血管が収縮し、血流が急激に低下します。筋肉の反応は鈍くなり、肩に力が入ったり、息が止まったりして柔軟な動きができなくなってしまいます。

 また、強いストレスを抱えていると心の底から笑えるものではありません。そんなときは、作り笑いでも大丈夫です。口角を上げて表情筋を緩めることで、首の動脈にある圧受容体というセンサーから血管を広げて副交感神経を上げるよう指令が送られるからです。口角さえ上がっていればよいので、軽い微笑みでも十分です。

 「笑う門には福来る」ということわざがあります。時代が移り変わり、医療の研究が進歩し、今後も笑いの効能が分かるかもしれません。いつの時代も笑いが、さまざまな福を運んでくるのは間違いないようです。

 

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■小林弘幸(こばやし・ひろゆき)

順天堂大学医学部病院管理学・総合診療科教授。日本体育協会公認スポーツドクター。87年、順天堂大学卒。92年、順天堂大学院医学研究科(小児外科)博士課程を修了。自律神経バランスの重要性に着目し、便秘外来を開設。主な著書『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』(サンマーク出版刊)、『聞くだけで自律神経が整うCDブック』(アスコム刊)など。


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