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加藤ゐくこ先生の薬膳料理

~連載6~季節と暮らし・・・冬 2011.11.09
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11月の声を聞くと間違いなく冬のイメージ、霜や木枯らしを思い浮かべて生活も一気に冬支度、カレンダーも残り少なくなり、北風に追われるように何かと気分的にもあわただしくなります。 

8日の立冬、22日の小雪と季節は足早に寒さに向かって加速します。冬と言う季節は「閉蔵:へいぞう」、人体のエネルギーも閉ざして体内に深く納めることが大切、それは、秋に収穫した作物を蔵に納めて冬篭りの生活に備えるのと同じように、人体も、木々が葉を落として生命力の無駄な浪費を防ぐように、生き物たちが冬眠するように「体力:エネルギーを漏らさず、体内深く納めて春夏に消耗したものを回復させ、エネルギーを蓄える」時期なのです。
 
■冬の過ごし方・・・中国の古典的書物からの教え

 

①「早寝遅起」・・・夜は早く寝て、朝も日が昇り外気がある程度温まるまでは起き出さない:寒さは人体にあらゆるストレスを与えるので「心身の過労を避けて保温につとめ、無理な運動や飲酒で発汗し、陽気を発散させないように努め、温存して躍動の春に備えよ」と。もし、冬の養生を怠ると春に四肢のしびれや足のだるさ、腰痛などの症状が出ると・・・教えています。季節の養生は、必ず、次の季節の準備につながっているのですね。
 
②「温腎補陽」・・・人体を構成している五臓六腑中、最も冬と関係が深いのは「腎」です。陰陽五行、木火土金水の水の性質を持つ「腎」は、とにかく寒冷に弱いので、衣食住すべてに保温を心がけ、気血の巡りを良くし腎の機能を促進させることが養生のポイントとなります。逆に、現代の暖房完備の生活では室温が高すぎて皮膚の毛穴が開き(通常、冬は毛穴は閉じている)不必要な発汗により風邪を引いたり、陽気を消耗したりしがちなので室温をむやみに高くせずに、むしろ、足元を温める工夫をおすすめしたいですね。「三分の寒さと、三分のひもじさを・・・」とは、養生訓にある育児の真言ですが、如何でしょうか!、現代では、子育ても恵まれた条件が整い過ぎているような・・・。
 
③防燥、少鹹(塩)加苦」・・・日本の冬は、寒気と燥気が特徴ですが、どちらも「腎」にはダメージが大きいので、下半身の保温と室内の湿度の調整、体は背部:首の後ろ、背中、腰の保温に留意してください。夜は首にマフラーやタオルを巻いて寝ると風邪予防に。ゾクゾクーっときたらすぐに腰、腎を温める、そして、根菜類や野菜、昆布だし汁たっぷりの味噌煮込みうどんなどに生姜のすりおろしを加えて熱々をいただき、自らを布団蒸しにして風邪を早期に退治しましょう。「腎」は五味で言う鹹:カン(塩気)が大事、ですが・・・必ず、苦味を含んだ自然塩を使いましょう。今は、世界中の自然塩が入手できる時代ですので塩に関する興味を皆様おもちですよね・・・お好みの自然塩をどうぞ。寒冷期は五臓の「心」が体温を上げたり、毛細血管の収縮で血圧が上昇したりと負担が大きいので、狭心症、心筋梗塞が起こりやすいですから「心」を守る苦味を含んだ自然塩の程よい加減も冬の調味のポイントとなります。鹹(塩気)と苦味の調和を目指しましょう。
 
今月の薬膳は、冬の始まりに大切な補気(急な気温の低下で気が消耗しやすいので)と補血(体温維持、血液量と血流促進に)の人参がおすすめ!

気と言う目に見えないエネルギーは、とても大切で、血液を体の隅々まで送る作業も気がなくては行われないので、中医学では「気功:太極拳」「鍼灸」などで気の流れを整えることを日常行っているのです。「気は血の帥」とも言う。
 
さて、今月は、補気補血の「人参ご飯」をつくりました。季節の恵みの「銀杏」(乾燥しやすい時期の補肺、咳きを止める)とのタッグで冬のはじめの旬のご飯ができました!
読者の皆様の食卓へもお届けしたいですが、とりあえず画像でお楽しみくださいませ。

      


「人参ご飯」の画像をごらんください。レシピもご紹介いたしますので、お試しいただけますと幸いでございます。では、冬の始まり、11月の青空と陽だまりをたっぷりとお楽しみください。

 

★補気補血の人参ご飯レシピ★


《材  料》6人分
・朝鮮人参10g(前以て浸水)   ・ニンジン60g(5mmの角切り)
・米3C                ・銀杏18粒(咳止め、縮尿に働く)

 

A 水3C,出し昆布10cm角1枚(切り込みを入れる)、塩,酒各小さじ1/2、
B 子葱5本(小口きり)

 

《作り方》
①米を洗いザルで水切りした後、Aに1時間ほど浸しておきます。

 

②銀杏はカラを割り、子鍋に少量の水と共に火にかけて、お玉の背で転がしながら渋             

  皮を除き、冷水の中できれいにむいておきます。

 

③①の昆布を取り出し、ニンジンを混ぜ込み、朝鮮人参(丸ごと)を上にのせていつも

   の用量でご飯を炊き、15分ほど蒸らした後、蓋を開けて朝鮮人参を取り出し全体を

   サックリと混ぜてお茶碗によそい、Bを振り掛け散らします。

 

④②をのせ、朝鮮人参を縦に人数分にカットして④の上に飾りすすめます。
   ・ 朝鮮人参:虚労内傷に対する第一の要薬であり気血津液すべての不足に使用で

   き、脾気虚の倦怠無力、食少吐瀉、肺気不足の気短喘息、脈虚自汗、心神不安の

  失眠多夢、驚悸健忘、津液虧耗(しんえききもう:津液が消耗してなくなること)の口

  乾消渇などに有効である。すべての大病、久病、大出血、大吐瀉による元気虚衰に

  対して最も重要な薬物である。
 

  ・ニンジン:セリ科の野菜で補益、養血の効能があり、血を補充し、各組織器官を滋 

 養しながら生理活動を維持し、血虚症を治療する。

 

2011/11/01  加藤ゐくこ family62 無断コピー、転載を禁止いたします。

 

加藤先生
監修/加藤ゐくこ先生
国際中医薬膳指導師
★ Family62★、ベジフル中医薬膳塾主宰。
身近で自然な食材を使った、日本人にあう家庭薬膳料理を提案。
加藤先生のホームページ
 http://www.geocities.jp/sansho08/index.html

 

 

 

 

 

 

加藤先生本
加藤ゐくこの「ベジタ薬膳」
まどか出版 定価1,260円
e-mail:sansho@seaple.ne.jp
tel・fax 047-472-1014まで


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