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好評連載コラム

加藤ゐくこ先生の薬膳料理

~連載9~ 2012.02.08
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春の足音が・・・

 

一年中で一番寒い大寒もあけて、3日は節分、豆まきです。この時期、特に目覚ましい商魂?!合戦?の商品が「恵方巻き」でしょう。実際に、恵方に向かってまるかぶり・・・するのでしょうか・・・でも、子供たちにとっては、ちょっと楽しい行事ではありますね。私は、さすがに長いままははばかられるので半分にカット、ご覧のような韓国風恵方巻きです。


 

                         
4日は「立春」暦の上では春。春になると暖かい風が東から吹く・・・確かに北風の寒さが厳しい日もあれば、吹く風が何気に温かく感じられる日もでてきます。北風が東からの風に変わったからなのでしょう!
 
各地の梅林の梅のつぼみも僅かづつ膨らんで、馥郁とした香りを漂わせる梅見の季節の到来、鶯の鳴き声にも誘われて、戸外へのそぞろ歩きも楽しめるようになります。
梅と言ってもご覧のような黄色で、まるで蝋細工のような、でも、何とも言えない、一度体験したら忘れられないほど高貴な香りの「蠟梅:ろうばい」も咲いていますね。

 


春の養生法:古代中国の医学書「黄帝内経・素問」からの教え

 

■中医学的表現では、春を「発陳:はっちん」と言います。「発」は発育・出発・開く、「陳」は古い・時間が経っているの意味で、古い物から新しい物・生命が生まれることを端的にこの二文字で表現しています。
 
春、自然界では天地のエネルギーが活発になり、冬の寒さでちぢこまっていた万物が陽の気(温めるエネルギー)に呼応して活動的になり(生き物たちの冬眠からの目覚め、草木の芽吹きなど)、人体にも陽気が多くなって新陳代謝が活発になり、冬に貯えたものをいよいよ燃焼させ、排毒させる時期となります。
 
■東からの風は中医学的表現では「春の主気は風」と言いますが、これが花粉症や目の充血、頭ののぼせなどの症状を引き起こしやすいので、春の邪気(人体に悪さをする気)を「風邪」と呼んでいます。「三寒四温」で気温や気圧の変化が激しい、陰から陽へ・静から動への転換期が春の特徴です。
 
■五臓では「肝」が春に属し、肝の病状が現れやすくなります。筋骨の痛み、筋の引きつれ、めまい、目のかすみ、目の乾燥などは肝の病変が現れたもの。明け方の“こむらがえり“など・・・経験された方も多いと思いますがいかがでしょうか・・・
これが、けっこうきついですよね・・・
 
■五味では「酸味」が春に属しますので、上記のような症状に対して、酸味をお料理に組み込んでみるとかなりの改善策になります。酸味は肝に作用して、精神をのびのびさせて、ストレス解消・目の疲れを癒す・眠りを深くする・胃腸の働きを高める・老廃物の排泄を助ける一助となります。(但し適度であること)酸味の取りすぎは脾胃の働きを抑制し、消化吸収能力を低下させるので、酸味には必ず、僅かの甘味を加える「三杯酢」がよろしいですね。「苦味」は春の始動開始のスイッチの役割春の山菜など苦味のものは、解熱・消炎・健胃・便通促進などの働きがあり、新陳代謝が低下する冬の間に体に溜まった余分なものを排泄することができるとされています。
 
■「七情」と言う七つの人間の感情の中で「怒り」は肝からの信号です。
肝は思考活動をコントロールするのですが、急激な気温の上昇に体が適応できないでいると、肝機能失調で怒りやすく精神不安になり、また逆に怒りすぎは肝を傷つける・・・とされています。季節の変化に体がついていけないと、陽気が体内をうまく巡れず、体の上部に停滞したり、体の奥に沈み込むので、落ち着かない・イライラ・なんとなく胸苦しい・ため息がよく出る・眠い・だるい・頭痛・肩こり・神経痛・皮膚疾患(ニキビなど)・低体温、冷え症などの症状が出やすくなります。
 
■春の過ごし方:心もからだもゆったりと春の体に変えていく・・・緊張をほぐしていく。 
うららかな陽の光をいっぱい浴びながらのんびりと外を歩く。少し早起きして、いつもより意識的にゆったりのびのびと過す。自然の変化に合わせて散歩などで軽く汗をかく程度の運動は、冬眠していた体にエンジンをかけて目覚めさせ、体内の気のめぐりをよくし、こもった熱を発散させる効果があります。
 
■体調管理のポイント:こまめな衣類の調整
冬の緊張がふっとゆるみ、体表面もゆるんだような状態になる時は、免疫力・抵抗力も低下して風邪に侵入されやすい上、寒暖の変化が大きい時期なので、まだまだ用心して保温、とくに下半身(シルクの五本指靴下などがおすすめ!)と背部を守って(ベストなどの着用)、首にはストールを巻いて「風」の影響を極力抑えることが春の体調管理のコツですね。そして「春の早い薄着」を戒めています・・・旬の先取り、などと、おしゃれでの薄着は禁物!くれぐれも「三寒四温」にご注意ください!
 
春の体の養生料理を二品ご紹介

 

「小豆昆布」「ひじき蓮根」

 

            

春に順応する体つくりは腸のお掃除が一番!かなり地味なメニューですが、効果は抜群なので是非、お試しくださいませ。

 

「小豆昆布レシピ」春の体へチェンジ!

 

《材  料》
A 小豆1C  昆布5×20cm 1枚    水3C  塩 小1

《作り方》
①鍋にAを入れ、強火で煮立て、沸騰したら別に用意した水を1/2Cづつを2~3回に   

 分けて(沸騰し始めたときに)加えて加えてやわらかくにます。
②塩を2~3回に分けて加えて味を調え、水が引くまで煮揚げます。
 
★腸に対しては、小豆のサポニンや繊維、昆布のミネラルが相乗的に作用して腸内を掃除する効果が大きいので定期的に食したいメニューです。数日間便秘の時、お腹のお掃除を進めたい時におすすめです。

★食養のポイント:腸のお掃除、便秘解消には甘味を加えないで食すること。甘味は逆効果となるのでご注意!

 

「ひじき蓮根レシピ」慢性便秘、腰痛、喘息などにお奨め!
 
《材  料》6人分
ひじき 25g、蓮根 30g ごま油 大1 醤油 大3

《作り方》
①ひじきは大きめのザルに入れ、流水の中でもみ洗いして水がきれいになったらその 

 ままザルで水切りします。(水に浸しておかない方が海藻の風味が残ります)
②蓮根は、たわしで洗い食べよい大きさで薄く切ります。(できるだけ薄くきります。)
③ひじきが水分を吸いや柔らかくなったら短くカットしておきます。
④ごま油で蓮根を炒め、透き通ったら片寄せてひじきを加えて蓮根をひじきの上に載

 せて更に、海草のにおいが香ばしい香りに変わるまでよく炒めます。
⑤ひたひた位の水を加えて蓋をして、ひじきが水分を吸い柔らかくなるまで煮ます。
⑥醤油を大1づつ、三回に分けて加えて味を徐々にしみこませていきます。
⑦鍋の蓋を取り、煮汁をなくし火を止めます。
⑧器に盛り、薬味を乗せてすすめます。

 

★海藻は水に浸すと栄養素が流失し、風味が落ちますので手早く洗い、すぐにザルに

   上げるなど処理しましょう。
★蓮根は特に、節の部分に薬効が集中しています。(咳止め、痰きりの)
  捨てないで上手に利用しましょう。
★ひじき蓮根は食事療法の大変重要な副菜の一つです。

 

正しい調理法でつくり、毎日少量いただくと体質が改善されますので是非お試しください。決して、甘味を加えないことがポイントです!

 

2012年2月1日  加藤ゐくこ
family62 無断コピー、転載を禁止いたします。

 

加藤先生
監修/加藤ゐくこ先生
国際中医薬膳指導師
★ Family62★、ベジフル中医薬膳塾主宰。
身近で自然な食材を使った、日本人にあう家庭薬膳料理を提案。
加藤先生のホームページ
 http://www.geocities.jp/sansho08/index.html
 

 

 

 

 

 

加藤先生本
加藤ゐくこの「ベジタ薬膳」
まどか出版 定価1,260円
e-mail:sansho@seaple.ne.jp
tel・fax 047-472-1014まで
 

 

 


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