アクティブなシニアライフを応援する情報サイト

素敵に年を重ねる’あなた’のための応援サイト
Home

文字サイズ変更

  • 標準
  • 大

はいからCHANNEL インターネットTV
はいから大人の部活
遺言アプリ100年ノート


メディアのご紹介

  • 季刊誌はいから
  • 新聞はいからエスト

好評連載コラム

加藤ゐくこ先生の薬膳料理

~連載17~ 2012.12.17
Share

納めの月:師走となりぬ 

今年もいよいよ、納めの12月となりました。11月のお便りを更新できずに失礼いたしました。飛び込みの仕事などで、季節を楽しむ余裕もないまま12月を迎えました。

クッキングスタジオFAMILY62の庭にはカリンの実が黄色く色づきましたし、柿も渋柿ですが、今年も300個以上はオレンジ色に稔ました。渋がぬけたものから小鳥たち、チイチイと甲高く鳴きながらがついばんでいます。どうぞたんと、召し上がれ!自然の恵みのおすそ分けです。

カリンは「木瓜:もっか」と言って漢方薬です。筋肉の痙攣、下肢の浮腫みなどに、また、民間療法では砂糖漬けにしてエキスシロップをとり、咳に良いともされています。

ちなみに、中国で木瓜はパパイヤを言い木瓜(モッカ)パパイヤを指します。

効能は嘔吐、下痢に、関節炎、痙攣、高血圧、防病、腎炎、便秘、助消化、治胃病、新陳代謝促進、抗老衰、美容養顔に良いとされて、日常、家庭料理に使われています。


冬の養生法 冬至について 

 

 

お正月の金団:きんとんやたくあん漬けの黄色の色素の使う「クチナシの実」もみられます。

二十四節気では、来年2月の立春までを冬とし、特に1221日の冬至は昼の長さが一年中で一番短いので「陰極まる日」、または「一陽来復:いちようらいふく」と呼び、この日を境に昼が畳の目ほど次第に長くなる・・・と昔の人は言ったものです。

「一陽来復 」とは、もともと易:えきの語。陰暦十月は坤こんの卦、かにあたり、十一月は復の卦にあたり、陰ばかりの中に陽が戻って来たことになる。「復」は陰暦十一月、また、冬至をさしていて 、冬が終わり春が来ること。新年が来ること。また、悪いことが続いた後で幸運に向かうこと。陰の気がきわまって陽の気にかえることを意味しているのです。

寒くて暗い冬が始まったばかりですが、次第に明るさ、陽気が運ばれている・・・希望を以て明るい気持ちで過ごそう!と思えば、冬の寒さや暗さも苦にならないのではありませんか?!

臘八節(ろうはちせつ):蝋八粥

                

中国では、陰暦臘月八日(12月8日)に五穀豊穣を祝い、まもなく春節を迎える準備をするお祝いの日としています。

中国古来の伝承で、その年の豊作を感謝し12月に「臘祭」を祝ったとされていて、紀元5世紀ごろから、12月8日に「蝋八粥」を食す習わしが始まったと言うことです。

・中国では 臘八粥(ラーバージョウ)と呼ばれる粥、おもに小豆、緑豆、豌豆、粟、もち米、トウモロコシ、高粱、小麦など8種類の穀類を入れて、甘い味を付けたお粥を食べる習慣があります。

私たちも、その習慣を薬膳で再現してみました。 

一膳の粥ながら、一食に必要なほとんどの栄養成分が含まれていて、白菜のお漬け物と何故か焼き芋が添えられるとか・・・熱熱のお粥をいただきながらあわただしい年末の仕事の一休みとしてはいかがでしょうか・・・

・御事始め:日本では、やはり12月8日を「御事始め:おことはじめ」と言い、新年を迎えるための準備を始めるために、すすはらいなどをすること・・・と江戸時代からの行事の一つです。

また、新年のおせちを調理するための薪や門松の竹なども、この日に採りに行き、新年の準備にそなえ、食卓では、里芋・こんにゃく・にんじん・小豆を入れた「御事汁」を食べたとか。

現代では、このような習慣を語ることもなくなってきていますが、一年間元気で来られたことに感謝する気持,ゆとりをもって、しめくくりとしたいと思います。

こんな季節感もありました・・・山形から洋ナシ、ラフランスが!

私の母は山形出身なので名産のラフランスが大好物、火の気のない部屋に置いたラフランスが甘い香りを漂わせるようになると楽しそうに皮をむいて家族にすすめるのでした。

11月のある日、山形からラフランスが届きました。「枝の付け根を指で押して柔らかくなれば食べごろ」と生産者のメモがありました。

・ちょうど時期を同じにして毎月通っている中医学の先生から「永貞膏」を教えていただきました。女性の美肌と美白、みずみずしい肌のために、明代皇室の「駐顔保美秘方益寿永貞膏」は、永楽帝以後、代々の皇妃が愛用していたとか。

中心となる生薬の熟地黄は「腎」の働きを活発化し、「精血」が溢れ、 顔のくすみがなくなり、特に顔面、首の周りにできた シミ、ソバカス、老人性の斑点が除々になくなっていくとされます。 明代皇室の「駐顔保美秘方益寿永貞膏」は 、永楽帝以後、 代々の皇妃が愛用していました。 

原料は、熟地黄、枸杞の実、茯苓(サルノコシカケ科の生薬)の三点、半日かけて濃縮液の永貞膏を作ります。寒天で永貞膏ゼリーに・・・金木犀シロップかけです。 

                          

煮詰めて濾しとった生薬をフープロにかけてジャムにしました。タルトのフィリングにして洋ナシをスライスした「永貞膏と洋ナシのタルト」の出来上がり!  この世に一つだけのタルトです。・・・おいしそうに見えますでしょうか?

マクロシンポ「いのちを考える」2012,11,24

              

12月1日の朝日新聞朝刊の「今更聞けない」の記事に注目しました。

1985年に旧厚生省が一日に30品目の食品を食べる食生活指針を発表、広く普及しました。

ところが1997年の大学の調査では、30品目以上食べていた子供に、脂肪やたんぱく質を必要量の1,1倍以上とったために肥満につながる結果となったとのこと。

その後、2000年の指針では30品目の文字はなく「主食、主菜、副食を基本に・・・多様な食品を組み合わせましょう」と・・・30品目にこだわりすぎる傾向を改善。

その後、2005年には「食事バランスガイド」が発表され「食事は主食や副食が大事で乳製品はほどほどに」となりました。

最近は「低炭水化物、高タンパクダイエット」がブームとなっているようで、確かに体重は減少しますが心筋梗塞や脳卒中になる危険性が最大1,6倍も高まったと言う米ハーバード大学の報告が。

30品目を意識し過ぎたおかず中心の食事メニューでは、どうしても高カロリーになりやすい」と慶応大学の加藤賢三医師、さらに、「タンパク質の摂り過ぎは腎臓にも負担をかける」と渡辺昌医師がこの記事を結んでいます。

最近流行りの「ごぼう茶ダイエット」の南雲医師、「アンチエイジング」の白澤卓二医師お二人とも主食に玄米をすすめています。

玄米を主食に雑穀(豆)、野菜、海藻などのベジタリアンやマクロビが絶対とまでは言えませんが食による生活習慣病予防対策、クオリテイオブライフ(生活の質向上)、更にこのCI協会のシンポジウムでは「スピリチュアルな生き方」を加藤賢三医師が講演、現代医療ばかりでは治病や魂の癒しまでの到達は困難、会長もこれからは食養を柱の統合医学の時代となると結んでいました。

千葉大学付属病院レストランで薬膳の導入

             

同病院の和漢診療科の医師が監修したメニューが11階の展望レストラン「バンセーヌ」で始められました。医食同源をテーマに、漢方に使われる生薬や季節の食材で構成されていて、この10月から「医食同源メニュー」としての提供を始めたものです。

燦々と太陽が射し込むガラス張りの窓からは千葉市街が見渡せる心地よい位置で「薬膳ランチ」をいただきました。

サバそぼろご飯、さんまの塩麹焼き、蓮根のはさみ焼き、なつめ入りスープ、白木耳入り杏仁豆腐、ごぼうと水菜のサラダなどで、丁寧にバランスよく調理されていました。

薬膳以外のメニューも豊富で患者以外、誰でも気軽に食事ができます。

但し、ここにたどり着くまでには、正面の玄関から病棟の長い廊下を歩き、エレベータでやっと・・・と言うのが、今ひとつ納得いかないというのか・・・勝手ながら、病気の人の中にわざわざ入る必要もないかな・・・と再度いくかな?・・・と正直感じてしまいました

年末の体力維持に、ごぼうをどうぞ!

             

ごぼうメニュー二種

ごぼうは、寒い季節に地中深く根を張る強い根菜で一般に体を温める野菜と言われていますが、生の絞り汁を盲腸の炎症を抑えるのに用いる程の冷す性質(自然の手当:ごぼう療法)があるので、よく火を通して、繊維を柔らかくし、味付けは醤油や塩で、やや濃いめにしたほうが良いでしょう。

●中医学から見た牛蒡の特徴

性  味

帰  経

薬理作用     効  能

苦、寒

脾胃

明耳目、利腰膝、消癰腫、散風徐熱

ごぼうの丸煮(梅煮)

《材  料》ごぼう 250g、梅干し大3個(50g)
出汁昆布10cm角1枚(千切りに),ごま油 大さじ1

《作り方》
①ごぼうを洗い(力を入れて洗うと、表面の皮の繊維が取れてしまうので注意)一口大の乱切りにします。

②ごま油を温め、①のごぼうを香りが香ばしくなるまで丹念に炒め梅干しをほぐして昆布と共に加えて水をかぶる程度に入れて弱火で2時間位、煮汁がなくなるまで煮て仕上げます。

ごぼう味噌

《材  料》ごぼう100g、生姜10g (すりおろす),豆味噌(三年もの)100g

《作り方》
材料を混ぜてよく練り合わせる。

★お腹が冷えているときなどにそのままいただきます。
★お味噌汁の代用に熱湯で溶かして飲んでも良い。
★熟成した味噌の酵素とごぼうの豊富な食物繊維が腸内の善玉菌を増やし便通を促して便秘の解消に役立ちます。

腸内の環境がよくなるとビタミンの合成や脱コレステロールの効果、大腸ガンの予防にもなります。

日ごろから、便秘、下痢、ガスがたまりやすいなどの傾向がある場合は常備菜として作り置きして常食すると良いでしょう。

味噌は必ず三年ものの豆味噌を使用してください。米味噌、麦味噌では効果がうすいのでご注意ください。

ゲストルーム完成

                

今年は夏休みから「断舎利:ダンシャリ」をして、特に二階の子供部屋の整理に力を入れました。11月下旬、やっと、ご覧のようにお嫁に行った娘の部屋が「ゲストルーム」に変身しました。地方の生徒さんや、友人、誰でも気軽に宿泊できますので、お気軽にお出でくださいませ。いつでもお声をかけてください。(一階の和室は2名がお泊りできますので、合計3名OK)お待ちしています。

それでは、一年の締めくくりの時、どうぞくれぐれもご自愛の上、良い年末となります様に、頑張ってくださいませ。

 
                                                            2012年12月3日  加藤ゐくこ

 

加藤先生

監修/加藤ゐくこ先生
国際中医薬膳指導師
★ Family62★、ベジフル中医薬膳塾主宰。
身近で自然な食材を使った、日本人にあう家庭薬膳料理を提案。
加藤先生のホームページ
 http://www.geocities.jp/sansho08/index.html   
 

 

 

加藤先生本

加藤ゐくこの「ベジタ薬膳」
まどか出版 定価1,260円
e-mail:sansho@seaple.ne.jp
tel・fax 047-472-1014まで 2012年9月 加藤ゐくこ Family62 コピー及び転載を禁止いたします。

 

 

 


Back PageTop

  • 会社案内
  • プライバシーポリシー
  • ご利用規約
  • お問い合わせ
  • 広告掲載のご案内