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加藤ゐくこ先生の薬膳料理

加藤先生の薬膳料理NO30 3月号 2014.03.26
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■大地のぬくもり・・・

陽射しもようやく春らしく、ぬくもりが感じられるようになりました。

朝の散歩で感じる春の兆しは、踏みしめていた冷たい大地が春の気をうけて柔らかく温かいぬくもりを感じさせてくれます。

野草のカンゾウも芽吹きはじめました。

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春の五味は「酸味」で、味噌と合わせる「酢味噌」にこのカンゾウの柔らかい新芽をさっと茹でて加えると、シャキシャキした歯ごたえと酸味と味噌の発酵の力が五臓にしみわたり、春の体のスイチが入ります。

野原のなずなは、今や絶滅の危機に瀕しているかのようで、殆どみられなくなりました。中国ではナズナの餃子があるそうですが日本では春の野草の味わいを、昔から塩茹でにしてご飯に加えて春の息吹を楽しんだものです。

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ミントも枯れ枝の間から芽を出し始めました。新芽をカップに入れて、熱い湯を注ぎ、1~2分おいたミントのハーブテイーは「花粉症」で鼻が詰まった時などにおすすめです。心地よい香りは、気の流れを良くするので血液の流れも良くなります。

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「気は血の帥:スイ」・・・気が血に流れよ・・・と指令を出すのだそうです。気を取り入れることで血液も体内の水分も程よく流れて代謝を促進し、滞りを解消させます。

体調不良は気血水の流れを整えることで新陳代謝を整えてバランスを回復するのです。

 

柔らかく春の緩やかな戸外に出て、体をのびのびとさせて深呼吸してみましょう・・・きっと体調も良くなりますよ!

 

春よ・来い・・・ユーミンの「沈丁花」

淡き光立つ 俄雨

いとし面影の沈丁花

溢れる涙の蕾から

ひとつひとつ香り始める

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3月の香り「沈丁花」でいつも思い出すのがユーミンのこの歌です。

別れの春でしょうか・・・出会いの春でしょうか・・・3月から4月にかけてはこの歌のような様々な思いに動かされる時です。

 

花や香りと共にある切ない思い出に揺り動かされながら・・・それでも前にすすみ、次へ前進するしかないのが人の常。人それぞれの生き様があり、幼い心、青春の葛藤、大人の哀歓など、すべてを包み込んで人はただ、泣いたり笑ったり、怒ったり、喜んだりと繰り返しながら日々を過ごしているのですね。

人体の五臓には、それぞれ所属する感情があり、肝:怒り、心:喜び、脾:思い(憂い)、肺:悲、

腎:恐れとなります。五臓の弱りがその所属する感情を呼び、またその感情が五臓に影響を与えるとされています。そして春は、肝の機能が亢進するので、怒りっぽく、イライラがたかまりやすいのですから、これを抑えるのは五味の「酸味」となります。

なので、春は、酸味を心がけて、普段、酸味が苦手な方も「酸味」をどうぞ取り入れてください。

 

旬を食べよう!“アサリ”

三月、春の風物詩、潮干狩りシーズンです。水温の上昇に伴って砂泥の底から表層部に出て来たアサリを泥んこになりながらとる潮干狩りは、この時期の楽しく実益を兼ねた行楽です。

アサリは脂肪の少ない蛋白食品で、鉄分は蛎に劣らず多く含まれていますので貧血によいとされています。食べすぎや飲み過ぎからくる胃のもたれ、肝臓のほてりにおみそ汁にしていただくのは何よりの食薬。

 

 多量のビタミンA、ナトリウム、リン、タウリン、VB2、鉄コハク酸、Ca、Mgの他に、ビタミンB12が豊富に含まれています。

B12は造血作用を助けたり、性腺や甲状腺の働きを活発にし、肝機能を強くするビタミンでもありますので肝機能が亢進する春先には旬のあさりがぴったりの食品と言えます。

また、ビタミンCが多く含まれていますので、動物性蛋白質でも他の蛋白食品のように血管の硬化を誘発したり、副腎皮質ホルモンの分泌を悪くしたりすることがありません。

更に、亜鉛は子供の成長や病気や怪我の回復時や発汗時に多量に消耗しますのであさりに豊富にふくまれている亜鉛を大いに利用したいものです。抗癌、抗菌作用も報告されています。

 

■春のアサリご飯「深川めし」のすすめ

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《材  料》2人分

炊き立てのご飯 400g           アサリむき身80~100g

木綿豆腐1/2(短冊に切る)       A=だし汁 300cc自然酒小さじ1     

長ねぎ 2本                    B=麦みそ30g みりん大1

浅草のり1/2枚(細く切る)

《作り方》

① ねぎは硬い外皮を除き1cm幅で斜めに切ります。Bをあわせて混ぜておきます。

④Aの汁にねぎと豆腐を加えて強火でさっと煮立て、アサリを加えて一煮立、Bを加えて火を止めます。

⑤お丼にご飯を盛り付け、あつあつの④をかけ、のりをふりすすめます。

 

★「深川でむき身にされるばか野郎」と川柳にもあるように、当時、深川かいわいでは、ばか貝がよくとれました。地元の漁師たちは、仕事の合間に、ばか貝とありあわせの野菜でみそ汁を作り、ご飯にぶっかけてたべていたそうでこれが“ぶっかけ”「深川めし」のはじまりとか。その後、ばか貝の代わりにアサリを用いるようになったものが江戸庶民の食卓にのぼるようになったそうです。

参考文献:東方栄養新書

2014年3月15日  加藤ゐくこ


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