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好評連載コラム

加藤ゐくこ先生の薬膳料理

加藤先生の薬膳コラム12月号 2014.12.02
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枯葉舞う頃・・・

野原はすっかり枯葉に覆われ、木々の紅葉もピークを過ぎていよいよ12月。街路樹や公園で見かける「トウネズミモチ」の実が紫色に熟しています。今月末までにはすべての実が完全に紫色となり、やがて完熟すると、小鳥たちのエサとなります。

                                   

人間にとっても漢方薬の「女貞子:じょていし」として肝腎を補益し、視力減退、疲れ目、薄毛、早期白髪、目まい、ひざや腰のだるさ、無力感などの改善に良いとされています。

古くから、二至丸と言う漢方薬の主剤として使われているようです。案外、身近なところに薬効の高い植物があるものです。

「カリン」の実は、黄色く熟し、甘い良い香りがします。薄く切り、乾燥させてお茶に煎じて飲むと、下半身、足のしびれに効きます。

                                   

薬膳で良く使う「なつめ」の実が、いつもの散歩道の土手にありました。既に熟して、あるものは黒く乾燥して硬くしまっています。

                                   

漢方薬の問屋さんから購入するものと比べると、果肉はふんわりと柔らかく、甘さは格別で、太陽や風のエネルギーを吸収した自然の風味を感じました。

「地上のすべてのものやエネルギーは太陽から来る」と言う名言を思い起こした瞬間でした。

「私が生きているのは太陽のエネルギーを食べていると言うこと」そんな言葉が脳裏をかすめた12月の始まりです。

台湾南部へ行きました・・・

一番気に入ったのは台南の「神農街」でした。1745年に創建された「神農廟」の前ではひざまずいてお祈りを捧げ、一日に百毒に会いながら薬草を選別し、また、農業の始祖ともされた幻の皇帝:神農をしのびました。

                                       

「民我寿福」の文字は、民の不老長寿を思いやる崇高な精神を表したものかもしれない。古い町並みの民芸品店やカフェには「身土不二」の張り紙があったり、漢方薬のお店「中薬房」の看板、喜び勇んで「ニーハオ!」と言って中に入ったにもかかわらず、お客とも思わないのか全く関心を示さないには、???・・・ナニ?と言う感じの風変りな、かつ、興味を感じたマニアックなスポットでした。

                                        

台湾の首都は台北ですが、以前はここ、台南だったとか・・・「孔子廟」やオランダの植民地支配を台湾に取り戻した英雄「鄭 成功」の歴史博物館、海の守り神とされる「媽祖様」を祭った由緒ある寺、ダム建設で台湾の農業に偉大な貢献をした「八田與一記念館」など見どころ満載の地。

食は海岸に隣接しているので海鮮料理が主体、創業50年のお店、白身魚の「サバヒー」がから揚げやツミレなどに多用されていました。

                                      

名物の「タンツーメン」は、伝統ある100年の老舗「度小月」に、ちょうど四代目のオーナーさんが食事をしていて、その余裕と風格ある風情は、まるで映画俳優のようなイケメン(少々オールドでしたが)でして、これもお土産話の一つかと。

                                   

あと、私が興味を感じたスイーツ類(お馴染みのパイナップルケーキではないですよ!)、漢方薬が使われた伝統的なお菓子がかなり発見できて、うれしい収穫、これらを、私流にアレンジして後日、皆様にご試食いただくのが楽しみです。

                                    

今回、読者モニターとして参加させていただき、同行の方々とも良い交流ができました。

 

12月のおすすめメニュー「蝋八粥:ロウハチカユ」~

                                    

この粥は冬の間、時々食べると、体の抵抗力が増して、冬中丈夫に過ごせます。

《材料》6人分

A 餅米、 発芽玄米 各1/3C (二種類あわせて洗い、4Cの水に2時間浸す)

B 小豆、いんげん豆、生ピーナッツ各1/4C、大棗18個 水4C   

C 粟米 1/4C 生栗 12個(甘栗も可)

薬味・・・刻みネギ、腐乳、豆鼓、ピータン、揚げカシューナッツ・・・など
(正式には白菜の漬物を添える)

《作り方》

①Bを合わせて洗い4Cの水に一晩浸しておいたものを、そのまま火にかけ、沸騰後小火にして豆が柔らかくなるまで煮ます。

②①にAとCを加えて煮立たせ、小火にして30分ほど炊き、10 分ほど蒸らして粥を仕上げます。

③器に装い、薬味を載せていただきます。

●中国では、旧暦の12月8日に、この粥を食べる風習があります。12月の別名を蝋月と言い、この8日を蝋八と呼び、一年の農事が無事に終わったことを、農作物や狩猟で得た禽獣をささげて、宇宙、万物に感謝し、祖先を祭る蝋八の行事を行います。

仏教が盛んな中国では、釈迦の成道の日がこの日であるとする説があり「仏粥・フォジョウ」とも呼びます。現在、この粥は「八宝粥」として親しまれています。

●12月8日の明け方、お釈迦様は沐浴して、菩提樹の下で坐禅をして悟りを得たと伝えられています。この時の悟りこそ後に十二因縁と呼ばれるものであったとされています。

このお悟りを、『成道会』ジョウドウエという法要によって称えるのですが、これを祝して禅宗では、12月1日から8日の早朝まで坐禅を続けます。これを12月の坐禅という意味で『蝋八接心』と呼び現在も各地で行われています

★まだ厚いコートは要らない・・・と思っているうちに12月の北風に見舞われて身震いしながら熱い鍋料理が恋しくなる頃となりました。

一年の出来事が走馬灯のように思い起こされてきます。

北海道のスキー場では、雪が少なくてシーズンが始まらないそうですが、冬将軍は不意に襲ってきますので、寒さ対策を充分に、また、冬ならではの暖かく楽しい過ごし方を工夫して、今年の締めくくりをしたいものです。

今年も、つたない薬膳便りをお読みくださり誠にありがとうございました。合掌


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