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好評連載コラム

加藤ゐくこ先生の薬膳料理

加藤先生の薬膳コラム9月号 2015.08.31
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■風の音にぞ驚かれぬる・・・

澄んだ空気、涼しい風・・・朝の爽やかなお散歩で耳をかすめるのは、サワサワと吹き抜ける風の音のみ、そして薄紅のコスモスが秋の陽の中で揺れています。

我が家のぶどう、今年は豊作、千葉名産の梨がのどに染み渡ります。

ご近所のお庭のイチジクをいただきました。

これらの果物は、秋の体を癒す格別な旬のおくりものです。

秋の体は「肺と大腸」がトラブルを起こしやすいのですから、旬の果物をどうぞ朝の食卓に添えて

一日のスタートを切って、元気な秋の日々をお過ごしください。

■秋の養生

秋は陽から陰に変わっていくとき、万物が成熟し、草木は枯れ、陽より陰に変わってゆく時期です。温度変化による冷えや、乾燥にも注意。なるべくこまめに着替え、特に手足が冷えないようにし、食欲が出てきても急な多食などには気をつけましょう。

 

夜のパジャマはもう半袖、短パンを止めて、長袖、長ズボンに切り替え、朝方の冷えに備えて、肩や首を守るために、タオルやマフラーを巻いてお休みになるとよろしいですよ。

 

秋は過ごしやすく、食欲もましてくる一方で、夏の疲れが出ます。そのうえ空気も乾燥してきます。

秋の主気は燥邪:空気の乾燥が人体に悪影響を及ぼすので充分にお気をつけください。

 

秋の薬膳のポイントは、辛みのものと温熱性の食物です。

生姜、辛子、わさび、にんにく、しそなどの辛みのものは、食べると肺に入り、のどや鼻などの呼吸器、肺を助けます。

風邪の諸症状の緩和にも役立ちます。そして肺への配慮はお肌や毛髪のつやを良くし、空気の乾燥から守ってもくれます。

 

温熱性食物は体を温め新陳代謝を活発に、逆に寒涼性食物は、熱を取り除き体を冷やします。

温熱性食物のほとんどは、秋・冬が旬の食物です。

栗、かぼちゃ、さつまいも、さといも、ごぼうなど、秋冬に私たちが何気なく食べているものには、おいしいだけでなく体のバランスを整えてくれる自然の恵みがたっぷり、旬の温熱性食物を毎日の食卓に上手にとり入れてみましょう!

 

また秋に豊富なフルーツ類の食べすぎにも注意(特に寒~涼性の梨やぶどう)、体を温める食材――ニラ、なつめ、生姜、大根、にんにく、もち米、きくらげ、玉ねぎなどでバランスをとって、秋の日々の気温の変化をこまめに把握して、対処していくことが大事です。

秋の三か月の養生が、冬の健康を左右しますから・・・

秋茄子のおすすめメニュー

「秋茄子は嫁に食わすな!」・・・ってほんとうでしょうか?

中国の古い本草書である《本草綱目》には「茄子は性が寒冷で多食すれば必ず下痢腹痛を起こし、婦人は、よく子宮を傷める」とあり、また《本朝食鑑》には「多食すれば、体によくなく、気を動かし、瘡及び痼疾を発し、目を損なう」としています。

 

現代では、様々な食品がありますが、食品の数が少なかった昔では、茄子の季節にはそればかり何日も食べ続けると言うことがあり、その弊害が病となって現れたものと思われます。

特に、貧血のある女性が食べ過ぎると子宮が弱くなるとされ、不妊症に成りやすいことから、調理では、補血食品や温性の芥子や生姜との組み合わせがおすすめです。

 

茄子は野菜の中でも最もビタミン類が少ないもので、糠漬けにされる理由はそんなところからきたのでしょうね・・・。

茄子の皮にはアントシアニンが多く、この成分を鉄とイオン反応させて漬物の色を鮮やかにするために明礬や鉄釘を使いますが、これは、ミネラルと鉄分含有の茄子の性質を利用した補血効果を引き出すためでもあるのです。

 

■九月の薬膳レシピ:今月は、ちょっと渋めのレシピですがお試しください!

茄子の芥子漬け:三五八漬けをおすすめします

《材  料》68人分

茄子(中サイズ)4個

A 三五八漬け 100g、水 100cc

B 和芥子粉 大匙2、枸杞みりん 大匙2、料理酒 小さじ1

《作り方》

①   密閉容器にAを入れかき混ぜて1時間ほどおきます。

②   茄子を横に2等分して(ヘタ付きで)①を全体にまぶしつけて(特に切り目に厚く挟む)密閉容器に入れて一晩おきます。

③   Bを木べらでよく練り(カラシは素早くかき混ぜると辛味が強く出る)ます。

④   ②のナスの水分を絞り、③を全体にまぶしつけて再び容器に入れて30分程おいた後、食べよい大きさに切り、盛り付けてすすめます。

 

●発酵食品、お漬物の効用:発酵食品は腸内細菌を健康にするために欠かせないもので、日本の気候風土では、納豆、お味噌を始め、生きた野菜の酵素を摂取できるお漬物を毎日、毎食とりたいものです。

 

●三五八漬けとは、塩、麹、蒸し玄米を3:5:8の割合で混ぜたもの。

 麹の生きた菌が人の腸内細菌を正常な状態に保ち、発酵の力で免疫力を高め体力維持に大きく貢献します。

・作り方は三五八漬けの素を密閉容器に入れ、水を加えてしっとりしたら(1時間程度おく)季節のお好みの野菜を入れて春~秋は8~12時間、冬は24時間ほどでおいしいお漬物が出来上がります。

ぬかみそのように毎日まぜたり、独特の臭いがないので、忙しい現代人におすすめです。

 

参考文献:食物性味表

2015年8月27日 加藤ゐくこ Family62 コピー及び転載を禁止いたします。


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