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芸能人インタビュー

第6回 片岡鶴太郎/俳優 特別インタビュー 2007.07.26
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役は自分の生きざまについてくる。70代になったとき、人生が滲み出る面白い役者でいたい!

いつも本気で挑んだ人生!多くのものを得ました

 「元々お笑い好きで、小さな頃から父と寄席に通いました。喜劇も大好きで10歳になったころには素人の物マネ番組に出ちゃったし(笑)、そんな頃から表現者になりたいと考えていましたね」

 80年代、コメディアンとしてたちまちお茶の間の人気者となった片岡鶴太郎さん。飛ぶ鳥を落とす勢いで才能を開花させ駆け抜けた20代、30代から俳優、ボクサーへの転身、40代には誰もが驚いた絵画の道へ進み、片岡さんの人生はとてもポジティブな魅力に溢れています。その中でも30代の頃が一番充実していたと片岡さんは語ります。

 「女性に振られ続ける男や犯罪者、歴史上の人物… いろいろな役をいただいて、ドラマシリーズにも出演させていただきました。演技をすると、役がすっと心に入ってきたんです。“演じる”ということにおいて、僕の物マネの経験が活きたのかもしれませんね。ボクシングも始めて、体が絞れると役の幅もぐっと広がりました。でも、39歳にはドラマシリーズも終わり、ボクシングでセコンドについていた選手も引退してしまった。同時期にたくさんのものが終わって、自分を見つめ直す時間が出来たんです。そこに、僕の人生を変える瞬間が訪れたわけです

大きな転機が訪れ、かけがえのないものを手に入れました

 何度も演じて身に染み付いた役、熱気を帯びたボクシング会場で選手と試合を作り上げるセコンドという大役が同じ時期に片岡さんから離れ、半ば強制的に自分と向き合う時間が訪れました。その頃、今までの自分の人生について、これからどのように生きていくか考えるようになったそうです。

 「じっと自分の心を探っていると、今まで見向きもしなかった自然のものが突然視界に入ってきたんです。花や夕陽、魚や昆虫… 見ようとしていなかったから、見えなかったんですね。それを目にして心から感動しているうちに、不思議なことに“描きたい!”という感情が湧いてきたんです。僕は美術館で絵を見ても、興味が無いからか感動したことがなかったんです。でも、そんな僕が絵を描きたいと思った。世間の方々は驚いていましたが、一番びっくりしていたのは、他でもない僕でした」

 “描きたい!”と感じた心を素直に受け入れ、活動を始めた片岡さん。自分が感じた思いを描くため、幾通りもの画法を操り、対象と真摯に正直に向き合います。

 「自分がどう表現したいかでタッチや紙、絵の具を変えていきます。例えば、色とりどりのバラなんかはタッチをぼかしたり、時にはしっかりと描いたり。バラの色を目に見えるまま写し取るのではなく、自分の感動をじっくりと味わって、感じた色を描くんです。心の中を表現するにはよく抽象画が使われますが、モチーフをきちんと描くのが特徴だと言われる僕の絵も、実は抽象画なんですよ。『バラ』を見て感動している私の中のポエジー(詩)を色で表現しているので、バラという形を取り払えば抽象画に見えてきます。バラというふちの中に見える色は、バラの迫り来る力を感じて感動した私の心なんですよね」

人生はこれから! 努力を積み重ねて20年後も輝いていたい!

 柔軟な心と姿勢を手に入れた片岡さんが6月に公開される映画『ラストラブ』で演じたのは、かつてニューヨークで名を馳せたサックスプレーヤー阿川明の同僚、朝倉大吾。愛する妻をライブ中に亡くして以来、サックスを手にしない阿川を自らの会社に呼び寄せます。会社が昇り調子なのは阿川のお陰と喜びながら、阿川にサックスプレーヤーとして復帰のチャンスが訪れた時、ためらわずに阿川を激励し、背中を押す人物です。

 「朝倉は阿川の才能を誰よりも理解していたんでしょうね。そしてそれがもう一度開花するのを心から望んでいます。会社を手伝ってもらうのも嬉しいけれども、彼には心の傷を乗り越えて、才能を活かして欲しいと思っているんです。イイ男ですよね(笑)。この映画に登場するのはイイ男ばかり。それも中年です。主演の田村正和さんと、伊東美咲さんの恋が描かれますが、今の中高年ももっと恋をすべきだと思いましたね。恋愛ってものは元気が出ますし、人間の願望の多くを叶えられますからね。 “愛したい”、“愛されたい”、“認めてもらいたい”…。根源的な人間くさい願いです。それを思えば喜びも生まれますし、生活にも張りがでてきますよね。ご夫婦はもう一度、パートナーに恋をしてみては? 独身の方はこれからがお楽しみ。是非、団塊世代に観ていただきたい映画です」

 感動できる自分に気付けたのもこれまでの経験があったからこそ。今を精一杯生きることが大切だと片岡さんは続けます。

 「これからが楽しみですから、体作りもして食事にも気を配っています。いつも腹七分目ですよ。人間も動物ですから空腹だと感覚が鋭くなってきます。文字通りハングリーに、冴えた状態でいたいんです。これからもギラギラと目を光らせて、欲しい物を掴み取っていきますよ!」

俳優/片岡鶴太郎さん

1954年東京生まれ。高校卒業後、片岡鶴八に師事。声帯模写でひとり立ちしたのちバラエティ番組「オレたちひょうきん族」などで活躍。以後は俳優として日本アカデミー最優秀助演男優賞、ブルーリボン助演男優賞など多くの賞を受賞する。現在は絵、陶芸など創作活動にも力を入れている。

 

 

(c)2007「ラストラブ」フィルムパートナーズ
「ラストラブ」 
【監督】藤田明二【主題歌】絢香【原作】Yoshi 
【出演】田村正和、伊東美咲、片岡鶴太郎他
丸の内ピカデリー2他にて公開中
■妻を亡くし、吹くのをやめたサックスプレイヤー・明と、若く美しい女性、結の切ない大人のラブストーリー。結に心を癒された明が再びサックスを手にすると気持ちを決めた時、二人の運命もまた、予期せぬ結末へと動き始めていた…。

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