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芸能人インタビュー

寺脇康文/仕事でもあり、唯一の『趣味』でもある芝居は、僕に生きる意味を与えてくれるんです。 2009.03.02
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大ヒットシリーズ『相棒』で、九年もの長きに渡って亀山薫を演じてきた寺脇康文さん。シーズン7で『薫ちゃん』を卒業しましたが、「役者としてはこれからが本番です」と力強く語ります。

寺脇さんの新たな表情が見られる、主演映画『悲しいボーイフレンド』は、近日公開!

 

次のステップへ…
心血注いだ『相棒』からの旅立ち

 

 

 

「よく、夢や目標を聞かれるけれど、まったくありません(笑)。今、目の前にあることに全力投球! そうやって46年間生きてきました。『今』の連続が未来に繋がっていくわけですからね。こうしてインタビューを受けることも、自分自身をじっくり見つめる良い機会になるんです」


 知力より体力の熱血漢。『相棒』ではそんな役を演じましたが、実際の寺脇さんは、聡明かつ紳士的。頭は冷たく心は熱い、そんな「カッコイイ!」男性です。

 

 「本番直前まで徹底的に話し合い、決して妥協しない。どれだけ親しくなっても、緊張感だけは失いたくないと、いつも(水谷)豊さんと話していました。そんな『相棒』の現場から学んだことは、測り知れません。慣れ親しんだ作品からの卒業は、やっぱり少し寂しい。でも、自分の次の可能性を見つける時期が来たんだと思います。これからが勝負です! 亀山薫という人物によって、『善』のパターンは成功しましたから、今度は『悪』のパターンに挑戦したい。最終的に、『本当はどんな人なの!?』と思っていただけたら、役者冥利に尽きますね」
 
自分がそこに居る『理由』…。

芝居は本音を掬いとる

 


 寺脇さんは岸谷五朗さんとの地球ゴージャスで、出演・演出を手掛けています。歌、ダンス、アクション、笑い…さまざまな要素の詰まった、まさに『ゴージャス』な舞台で観客を魅了しています。
 「僕と五朗は、まったく違う人間です。でも、感性が同じ。だから足し算掛け算で、どんどんアイディアを膨らませていくことができる。客席で大きな笑いがドーンと起きると、『あ、俺は生きてていいんだ』って思います。舞台に限らず、芝居を通じて、自分の存在意義を確認できる瞬間がよくあるんです。芝居こそが僕の生きる意味だと思っていますし、他には何もできない。この世界に入る前、考えたんです。誰に何を言われても、たとえ怒鳴られようと殴られようと、自分が頑張れることって何だろう…って。そこで初めて、表現者としての『役者』という選択肢に巡り会ったんです」


 趣味がまったくないんですよ、と寺脇さんは笑います。


 「読書や映画鑑賞はしますけど、それも仕事ですからね。でも以前、津川(雅彦)さんがおっしゃっていたんです。『芝居という一番の趣味を、仕事としてやっていられるんだよ。これほど幸せなことはない』って。いや、本当におっしゃる通り。芝居をしているときが一番楽しい!」


 その一方で、『演技』にはそら恐ろしいところもあります。


 「演技って、別の誰かを『演じて』いるようでいて、実はとても正直なものなんです。演じる人物の本音というか、『本性』がそこかしこから滲み出る。極端な話、一緒に酒を飲んだり食事をしたりしなくても、演技を見れば、わかってしまうものなんですよ。その人となりが。たとえ、どんなに二枚目で善人の役をやっていたとしても…(笑)。普段の心の在り方が、しっかりカメラに捉えられてしまうんですよ」
 
青春時代の郷愁を思い起こさせる、
大人の初恋物語

 
 舞台は80年代。製薬会社の営業部課長として、上司と部下に挟まれながら、忙しい日々を送る岩津。突然現れた謎の少女・香奈の強引な誘いにより、彼の故郷、神戸・三ノ宮まで連れて来られます。そこで次々と暴かれていく、岩津の過去…。


 映像と音楽のコラヴォレーション・ムービーシリーズ最新作『悲しいボーイフレンド』。寺脇さんは「中年サラリーマンの悲哀」を繊細に、ときに大胆に演じています。


 「なるべく色のない、削ぎ落とした演技をしたいなぁと思っていたところに、今回のオファーが舞い込んだんです。脚本を読んだだけで、自分が演じている姿が見えたんですよね。それでもう、この役は他の人に渡したくないぞ、と。亀山とはまた違う、自然体の岩津を演じることができて、良かったと思います」


 寺脇さんは岩津という人物を、「自分の回りを高い壁で覆ってしまっている人」と分析します。

 

 「かと言って、別に暗いというわけではないんです。一人でカラオケ行っちゃうしね(笑)。どこか遠くにある、見えない箱を手にとって、開いていく…、そういうイメージで演じました。岩津は香奈によって、強引ではあるけれど、その箱を開け、自分自身と向き合う機会を得られた。羨ましいですね。これまでの人生、当たり前だけど良いことも悪いこともたくさんあって、その中には僕も岩津のように、箱に封じ込めて見ないようにしてきたことがあります。いつか僕にも、箱を開けるときが訪れるのでしょうね」


 本作の撮影では初心に戻れたと、寺脇さんは続けます。


 「スタッフも少人数で、大掛かりなことは何もないし、皆が同じ目線で、同じところに向かっている。モノ創りの原点に立ち返ることができました。先輩の力を借りず、五朗と二人だけで、初めて芝居を創ったときの感覚に似てるんですよ。展開の早さや、テンポに重きを置く作品が多い中で、この作品は、本来のときの流れが紡ぎ出されています。物語は静かに、ゆっくりと進行していく…。情緒的で、透明感があって、綺麗な映画なんです」

 

プロフィール

 

役者/寺脇 康文

 

てらわき・やすふみ 1962年大阪府生まれ。劇団SETを経て、94年に岸谷五朗と共にエンターテイメントの創作を追求する地球ゴージャス結成。『相棒』など数多くのテレビドラマ、映画に出演、舞台でも活躍中。6月より『地球ゴージャス プロデュース公演 Vol.10星の大地に降る涙』の出演を控える。

 

映画情報

 

『悲しいボーイフレンド』


監督/草野陽花 出演/寺脇康文、寺島咲、内山理名他 2月21日よりシネマート六本木他にて全国順次ロードショー

 

©2008『悲しいボーイフレンド』製作委員会

 

 

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