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世間や女優の仕事を教えてくれた山田監督。今作では一生忘れられない台詞をいただきました 2014.01.20
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女優、歌手として輝き続ける倍賞千恵子さん。実に約170本の映画に出演するなど、日本映画界にとって欠かすことができない存在です。なかでも長年タッグを組むのが山田洋次監督。1月25日公開の『小さいおうち』で6年ぶりに山田作品に登場し、存在感溢れる演技を見せています。

 

■北海道でアクティブに生活、「今年は陶芸を完結したい」  

 

 取材陣の質問に対し、真っ直ぐな視線を向けて丁寧に答える倍賞さん。「早口な方なの」と笑いながら、自然体で語る言葉には飾らない人柄が滲み出ます。 「最近は旅が楽しいですね。特にプライベートだと目に映る景色も出会う人も違います。友人たちと一緒に旅行の積立をやっていますが、積立だと無料で旅ができる気分(笑)。くじ引きで弁当係や写真係など役割を分担しています」

  北海道に生活拠点を移した以降も、アクリル画やゴルフ、水泳、合唱に取り組んできました。今年は長年続けてきた趣味を成し遂げたいと語ります。「20年位前から北海道で陶芸をやっていますが、仕事で東京に来る度に中断していました。以前も予定の期間内に完成できず…。イメージを友達に伝え、先生に手を加えていただいたら素敵な作品に仕上がりました。今年こそ自分の手で作り上げたいですね」

  仕事では昨年3本の映画に出演するなど精力的に活動。女優・歌手としていつまでも輝き続ける倍賞さんが最も影響を受けた作品が山田洋次監督の『男はつらいよ』でした。「さくらを演じることで、別の人生を生きる楽しみを知りました。また、社会や世間を知り、人間を見る目を培うなど、本当に多くを学ばせていただいた監督の作品です」

  自身のデビュー曲『下町の太陽』が63年に映画化され、そのメガホンをとったのが山田監督でした。以来、山田作品に欠かせないキャストとなり、女優として一歩ずつ成長していきました。1月25日公開の『小さいおうち』で6年ぶりに山田作品に出演します。

  昭和11年東京。タキは、美しい時子とその夫、息子が暮らす赤い三角屋根の家で女中として働きはじめます。幸せな家庭に現れた夫の部下の青年に時子は心惹かれていきます。ある日、時子を慕うタキはひとつの選択を迫られ…。それから60年後の現代。タキの自叙伝と部屋から見つかった古い手紙には、タキが生涯守り続けた秘密が隠されていました。倍賞さんは晩年のタキを演じます。「タキさんが守り続けた秘密。それは言わなかったのか、言えなかったのかは定かではありません。60年前は恋愛だけじゃなく政治事など、他人に言えない秘密を抱えた人がたくさんいました。でも、純粋な想いを胸に秘めるのは素敵ですよね」

  戦前の昭和と平成を行き来しながらストーリーが展開していく本作。作品の舞台となる小さな家に再現された家具は昭和の香りが漂い、観客を懐かしい時代に誘います。「小さいおうちは本当に可愛らしい家でした。映画で私が暮らすアパートにも昔よく見た小ぶりな茶箪笥やちゃぶ台があって。何だか懐かしい気持ちになりました」

  倍賞さんが生まれたのも戦前の東京。すぐに茨城へ疎開しましたが、幼少期の記憶は今も鮮明に残っています。「晩御飯のタニシやイナゴを取りに行ったり、渋柿を屋根の藁に入れて樽柿にしたり。ときどき自分の柿を入れた場所が分からなくなって妹と喧嘩になったりしました(笑)」

  その後20歳で映画デビューし、庶民や復讐に生きる女など、様々な役を演じてきた倍賞さん。169作目となる『小さいおうち』で映画人生で最も印象に残る台詞と出合いました。「最後に泣きながら語る『私、長く生き過ぎたのよね』という台詞は、映画人生で一番ショッキングでした。一生忘れられない素敵な台詞をいただきました。小さいおうちは素敵なミステリーロマン。皆さんが思い思いに解釈し、楽しんでほしい作品ですね」

 

 

 

■プロフィール

女優・歌手/倍賞千恵子

ばいしょう・ちえこ 1941年東京都生まれ。60年に松竹音楽舞踊学校を首席で卒業し、同年、松竹歌劇団(SKD)に入団。翌年、『斑女』で映画デビュー。62年に『下町の太陽』で歌手デビューし、レコード大賞新人賞を受賞。69年から『男はつらいよ』のレギュラーになる。以来、女優・歌手として活躍。

 

インフォメーション

映画 『小さいおうち』

 

1月25日(土)全国ロードショー

■監督/山田洋次 

出演/松たか子、黒木華、片岡孝太郎、吉岡秀隆、妻夫木聡、倍賞千恵子他 

■原作/中島京子(文春文庫刊)

 

 

 


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