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人のために生きることが幸せにつながる。だから私は日本で一番幸せものなのです。 2015.03.16
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日本の医療を牽引し、命と向き合いながら生きることの意味を問い続けている医師・日野原重明さん。103歳となる現在も、医師として活動しています。今回はそんなバイタリティ溢れる日野原先生に、シニア世代へ向けたエールをおうかがいしました

 

■できないことを受け入れて、広がる世界もあるのです

 質の高い医療サービスを提供する全国屈指の医療機関、聖路加国際病院。そこで、予防医療や生活習慣病を早くから提唱し、現代日本人の命と健康に向き合い続けてきたのが、同病院で名誉院長を務める日野原重明さん。103歳を迎えた今も、医師としてさまざまな活動に取り組んでいます。

 「103歳なんて夢にも考えていませんでした」と笑顔で話す日野原さん。その生き方も注目され、執筆や講演などで語られた言葉は私たちの心に深い感銘を与えてくれます。そんなバイタリティ溢れる日野原さんですが、100歳を超えて生活に変化が起こります。  「昨年の6月に英国出張時に体調を崩し、検査を受けたところ、軽度の大動脈弁閉鎖不全症が見つかりました。心不全の危険があるので、私は手術を希望しました」  ところが、103歳の日野原さんには優秀な心臓外科医でも手術には消極的。

 「望んでも、誰も手術してくれない(笑)」  そこでアメリカで心臓内科医をしている先生の三男に相談したところ「無理しないで車椅子を使ったら」と助言されたそうです。

 「ただ車椅子に乗るのには抵抗があって、病院でも目立たないように使っていました。でも皆さん“先生!”って声をかけてくださる。これはもう堂々としなければと思って。それからは仕事で海外に行く時も、学会での講演などでも舞台袖までは車椅子を使います。お陰で心臓の負担が減って私の活動は広がる一方です(笑)」  年齢とともに体の機能が衰えるのは自然なこと。だから今まで気づかなかったことに気づき世界を広げることもできる。「車椅子が私にまたやり甲斐をくれた」と語る日野原さんは本当に嬉しそう。

 ■60代、70代は現役 やり甲斐をみつけて社会と関わる

 日野原さんは多くの命に触れ、人は社会と関わり、人と関わり、人のために生きるとき輝くという思いを強めます。 「60代、70代はまだ現役です。老後と考えず、仕事を持つべきです。得意な分野、関心のあることを勉強し働く。大切なのはやり甲斐です。人や社会のためになる。それがやり甲斐になり生き甲斐につながります。技術や知識を身につけるのに遅いなんてありません。

 自分を大切にするというのは、安全な場所でじっとしていることではなく、上手に使ってあげること。使わないとどんどんサビていきます。家にこもらないで外に気持ちをもっていく。出会いがあって好きになれば一緒になることだってある。友人を持ち、行動することです。ボランティアはいいと思います。社会のために尽くせば、それは自分に返ってきます」

■幸せは人のために尽くす心から生まれるものです

 日野原さんは人生の多くの時間を人のために費やしてきました。その生き方に今は幸せを感じると力を込めます。  「人は誰も幸せになりたい。でも、称賛や勲章を求めると幸せには届きません。それは目的ではなく結果です。奉仕という精神からも外れます。私は自分の時間のほとんどは誰かのために捧げてきました。それこそが幸せだと信じています」

 日野原さんは少し考えてから、「だから、僕は日本で一番幸せなのかも知れない」と優しい笑みを浮かべました。

 長く生きていればいろいろある。辛いことも苦しいことも。でもそれが人生なんだから前を見据えて進みなさい。日野原さんはその言葉通り、2022年までのスケジュール帳を使っています。まだ白い部分も残っていると笑いますが、すでに東京オリンピックにむけて動きだしています。「選手村などはこの病院からも近い。当然、選手へのサービスなどの役割も増えます。私の出番も増えますから頑張らないと」  人と命に向き合う日野原さんの、10年先を見据える眼差しは希望へとつながっています。

 

■プロフィール

医師/日野原重明

ひのはら・しげあき  1911年山口県生まれ。京都帝国大学大学院修了。聖路加国際病院名誉院長、聖路加国際大学名誉理事長。1998年東京都名誉都民、1999年文化功労者、2005年文化勲章を受章。著書に「生活習慣病がわかる本」(ごま書房)「〈ケア〉の新しい考えと展開」(春秋社)など多数。

 

 

 

 

 

 


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