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何事にも是と非がある。思考を止め、ただ首を縦に振っていては正しさは生まれない 2015.08.24
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90年代のトレンディードラマブームを牽引した江口洋介さん。約20年が経った現在、シリアスな役柄も演じられる実力派俳優となりました。今回、原作者・東野圭吾さんが「映像化は不可能」と話した、原発を舞台にテロとの闘いを描く「天空の蜂」で主演を務めます。

 

■数々のハマリ役をものにしてきたのは役作りへの貪欲さ

 ドラマ「東京ラブストーリー」で医大生を演じ、新しい俳優像を打ち出した江口洋介さん。以来、クリーニング屋の大黒柱、クールで一流の腕を持つ医師など、数々の難役をハマリ役に変えてきました。それは引き出しにない役が舞い込んでも徹底的に調べ上げ、役作りにのめりこむ姿勢があったからです。

 「知りたい、感じたいと思ったら、その場へ行って自分の身を預けてみる。俳優として立っていられるのは、こういう積み重ねがあったからだと思います。疑問は自分のエネルギーになることが、この歳になって分かりました」  役と真正面から向き合う江口さんが、新作「天空の蜂」で演じたのがヘリコプター設計士・湯原。湯原は家庭を顧みず、仕事に生きる男です。自身が完成させた巨大ヘリ「ビッグB」を見てもらおうと現場に妻と子を招くものの、我が子を乗せたヘリが奪われてしまいます。遠隔操作されたヘリが静止したのが原発の真上。そして犯人から「日本のすべての原発を破棄せよ。従わなければヘリを原発に墜落させる」という要求が突きつけられます。8時間後、日本は国土の3分の1を失いかねない最悪の事態に…。原発、テロという題材に果敢に挑んだ注目作です。

 「最初、『砂の器』のような映画を作りたいと言われました。原作は原発に焦点を当てた印象でしたが、台本ではエンターテインメントとして観客を沸かせるものでした。かつてない作品になるという期待、そしてこの湯原を演じることにやりがいを感じました」  湯原は親として、技術者としての責務を果たす覚悟を固め、現場である原発へ。そこに現れたのが湯原と過去に因縁を持つ原発設計士の三島(本木雅弘さん)でした。ふたりはタッグを組み、衝突を繰り返しながら解決に向けて奔走します。

 「湯原が〝陽〟なら三島は〝陰〟のような存在です。三島が人の心に突き刺さるような言葉を次々と投げかけ、それを俺がどう返していくかという緊張感のある現場でした。本木君とは初共演でしたが、二人ともセリフに同じ重みを感じて演じられました」  子どもを救出できるのか、ヘリ墜落を阻止できるのか、そしてテロに及んだ犯人の狙いは─。現代人の心をえぐるようなセリフ、親と子の在り方、予測を超えたスリリングな展開により、観客をスクリーンに釘付けにする本作。原作は数々のヒット作を生んできた東野圭吾さんが95年に発表した小説です。  「『天空の蜂』は、どんなことにも是と非があることを訴えています。一番、恐ろしいのは思考を止め、ただ首を縦に振ること。自分と違う意見にも耳を傾けて初めて正しい状況が生まれるのだから。国や政治、家族、個人があり、次の時代につながっていく。そんなことに気づかされる作品でした。

 最近は事件が起きても、すぐ忘れ去られてしまう。それはきっと時代があまりにも早いから。けれど、忘れてはいけないことがある。それらを映像として残すような仕事にも挑戦していきたい」  江口さんは次の世代を見据えて語ります。 「今はパソコンを開けば情報が入ってくる時代です。だけど、それだけで何か分かった気になってほしくない。子どもには色んなことを体験し、物事を自分で判断できる大人になってもらいたい」  一瞬、俳優から優しい父親の眼差しに変わりました。

 

■プロフィール

俳優/江口洋介

1968年東京都生まれ。近年のドラマでは「dinner」「軍師官兵衛」「ルーズヴェルト・ゲーム」に出演し、9月からはWOWOW「しんがり」の放送を予定している。映画では「脳男」「るろうに剣心」などに出演し、来年1月には「人生の約束」の公開を控えている。

 

 ■インフォメーション

「天空の蜂」

■監督 堤幸彦
■出演 江口洋介/本木雅弘/仲間由紀恵/綾野剛ほか
■原作   東野圭吾「天空の蜂」(講談社文庫)

9月12日(土)全国公開

 

 


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