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芸能人インタビュー

人として女性としてのぶれない芯こそが、女優の生き方へとつながっているのです 2016.01.18
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清楚な女性から悪女まで自在に演じ分ける山本陽子さん。デビュー50年を超えてその芝居への探求は尽きることがありません。そんな山本さんに、女優としてのぶれない生き方や、2月に幕を開ける舞台『おトラさん』(明治座)についてお話を伺いました。

 

女優として満足のいく仕事のためにずっと成長していたい

 「私はただ筋の通らないことが嫌いなだけ」  笑顔の中に凛とした美しさをたたえる女優・山本陽子さん。常に仕事には完璧を期するその姿は、時には恐さだと受け止められますが、その陰にあるものは厳しさや気高さ。それが山本さんを一層魅力的にします。  女優として確かな地位を築いた山本さんですが、芸能界に入った当初は何度も辞めようと思ったそう。それでも続けてきた理由を「満足感がないから」と話しました。

 「女優として満足のいく仕事は一度もありません。作品として評価されても、私はあれもこれも足りないって感じるんです。ですから次は、次こそはって。その闘いなんです。苦しくても来年、再来年に自分がどう成長しているかを考えるとわくわくします」

 名声も称賛も批判も関係ないとばかりに、山本さんはさらなる成長へと颯爽と踏み出していきます。女優としてぶれない芯を感じますが、山本さんは真っ直ぐな眼差しで「自身の事を女優として考えたことはありません」ときっぱり。

 「女優である前に人間であるべきです。人間として、一人の女性として生きていく上で、自分なりのぶれないものを持てたなら、それでいいと思います。人が何を言おうが、私は常に扉を開いてアンテナを張り、どこにでもすっと入れる状態でいたい。それが私の女優としての生き方につながっているかも知れません」  さらに、人は決して一面だけでできているのではないと山本さんは言います。生きていく上で女優も自分の一面であり、他に幾重にも重なる別の自分がいる。山本さんの驚くほどの演技の幅は人の多面性を受け入れる寛容から生まれ、自他への烈しさは作品をさらに素晴らしいものにするための優しさに他ならないのだと感じます。

 日本人にとって大切な人情を描く傑作喜劇『おトラさん』

 山本さんは2月に明治座で幕を開ける舞台『おトラさん』に出演されます。東京オリンピックに沸く昭和30年代の下町を舞台に、おトラさん(梅沢富美男)の周囲で巻き起こる騒動を笑いと涙、人情でつづる傑作喜劇。山本さんはおトラさんのよき理解者である元芸者で小料理屋の女将のおタツを演じます。

 「芸者としては私は色っぽさが足りないかな(笑)。おタツは、おトラさんが頼りにしている、よき理解者という存在。おトラさんがイライラしたりやりきれない時に訪ねてきては溜まったものを吐き出していく、拠り所のような〝存在〟であり〝場所〟だと思います。  原作の漫画は40年以上も前に描かれたものですが、そこには今の私たちが忘れている大切なものがたくさん描かれています。なかでも人情って日本人に絶対必要なもの。どんどんなくなっている今だからこそ、こうした人情喜劇って誰もが欲しているし憧れるのでしょうね。この舞台では、私たちが忘れたもの、なくしたものをおトラさんが見せてくれます。それを梅沢さんの軽やかな芝居を軸に、登場人物たちの人間模様を見ていただきたい。時代が変化し、進化して便利になったとしても、変わって欲しくないものもあるのです」

 「まだ最終的な台本をいただいていないので、おタツについては想像しながら楽しむ段階ですが、新しいことへ挑むっていくつになってもどきどきするものです」と山本さんは目を輝かせます。笑って泣いて心あたたまる舞台『おトラさん』。人情喜劇の傑作の誕生をぜひ明治座でご覧ください。

 

■プロフィール

女優/山本陽子

やまもと・ようこ 東京生まれ。日活ニューフェイスの女優としてデビュー。以降、テレビドラマ『付き馬屋おえん事件帳』『白衣のなみだ 第一部「余命」』の他、映画、CM、舞台と幅広く活躍する。舞台にも精力的で、座長公演の『付き馬屋おえん』をはじめ『8人の女たち』『あるジーサンに線香を』など。『おはん』にて第19回菊田一夫演劇賞受賞。

 

 ■インフォメーション

明治座2月公演

おトラさん

 原案/西川辰美 

脚本・演出/堤泰之

出演/梅沢富美男 石野真子 篠田三郎 山本陽子 他 

会場/明治座 公演日/2016年2月15日(月)~29日(月)

開演時間/11:00/15:30、12:00/16:30

料金/S席:12,000円、A席:8,500円、B席:6,000円※全席指定・税込


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