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人生の達人

パン職人・パン教室主宰者/水野朋子さん 2009.06.25
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きっかけは、ドイツで出逢ったパン!!
優しい味が人気の住宅街のパン屋さん。

 

  
今回ご登場の水野朋子さんはパン教室の先生であり、パン屋さんのオーナーであり、またベーカリー・カフェにサンドイッチやケーキを卸すパン・ケーキ職人でもあります。この道へのきっかけは、学生時代にドイツで食べた手づくりのパン。子どもたちにも安心して食べさせられるようにと、無添加の素材にこだわり手づくりをした水野さんのパンは、日本全国のたくさんの人々に笑顔を届けています。

 

 

パン作りのきっかけは大学時代。
ドイツへの短期語学留学で
 

地元の人々から愛され、また全国にファンを持つ街のパン屋さん、『アトリエブルンネン』。パン教室に併設された、小さな山小屋風のお店には、手づくりの美味しいパンが並びます。オーナーの水野朋子さんが手づくりパンの魅力に気づいたのは、大学時代に短期語学留学で訪れたドイツでした。


「学校の近くにある修道院からお茶に招かれたとき、手づくりのパンとケーキをいただいたんです。当時ドイツではごく普通に家でパンやケーキを作っていたようで、その美味しさにびっくりしました。それまでの手づくりのイメージがひっくり返り、きちんと作るとこんなに美味しいものなんだなって」


帰国後、水野さんは卒業論文の提出を控えながらも、自己流のケーキ作りを始めます。そして卒業後は念願だったドイツ企業の日本支部に就職。ドイツ人の多く働く社内では、ドイツ風に自分の誕生日にケーキを焼いて、皆に振舞ったりもしたそうです。

「本を見ながらでしたが、ケーキを作るのが楽しくて楽しくて」


結婚退社後は家事と子育てに専念していた水野さん。しかしその楽しさが忘れられず、子どもが幼稚園に入ると、本格的にパン教室巡りを始めます。あちこちの教室で3年程習うと、今度は自分で納得のいく教室を作りたいという思いから、14年前に自宅で教室を開きました。

 

「家でも簡単に作れて、子どもたちが安心して食べられるレシピを考えました。学びにくるひとり一人に、丁寧にコツを教えてあげられる教室にしたかったんです。最初は地元や学生時代の友人、ママさん仲間たちが相手の小規模なものでしたが、次第に増え、数年のうちに100名を超える生徒さんが集まるようになりました」
 
地元に愛されるパン屋さん開店。
そのファンは全国に広がる

 
02年、水野さんのご主人がオープンしたカフェに、水野さんの作るパンやケーキが並ぶようになります。するとこれが評判を呼び、教室に併設するかたちでパン屋さん『アトリエブルンネン』を開くことになりました。


「それまでは教室で教えていただけなので販売などのノウハウもなく、何をすればいいのかさえわかりませんでした。でも、教室を開いた当時から通っている生徒さんたちが腕を磨き、スタッフとしてお店を手伝ってくれることになったんです。それぞれの得意分野で仕事を分担しているので、非常に助けられています。子どもの手が離れたといってもスタッフは全員主婦。週に4日、しかも午後からの営業ですが、出来る範囲で頑張ろう、と」


インターネットの口コミを通じ、全国的に人気が広まったベーグルは現在、60種類にもなります。


「最初は1種類しか作っていなかったんです。美味しいねってお店にやってくるお客さんがどんどん増えて…。嬉しかったですね。それで種類も増やしていきました。ケーキもパンも得意なので、それを組み合わせたものが多いかな。例えば、ブルーベリーの粒を練り込んだベーグルに、クリームチーズをかけた『ブルーベリーチーズケーキ』。とても人気があって、通販ではまとめて注文される方もいらっしゃいます」


『ブルンネン』のレシピはすべてオリジナル。アイディアが閃くとすぐスタッフと試作し、成功すれば午後には店頭に並ぶ。お客様にも好評だと定番商品になるそうです。そんな住宅街のパン屋さんには、散歩中の夫婦や地図を見ながら遠路はるばる訪れる人まで、さまざまなお客さんがやって来ます。できるだけ添加物を使用しないという素材へのこだわりと、ホームメイドの優しい味がファンの心を掴んでいるからなのでしょう。


「教室で教えているそのままの味で出しています。教室のコンセプトは『子どもたちにも安心して食べさせられるパン』。ですから国産の小麦粉を使うなど素材にはこだわります。その分、美味しいっていわれるとスタッフと一緒に大喜び。ビジネスとは程遠いですが、日々パワーが湧き出る感じです(笑)。子どもが小さかった頃、ベビーカーを押しながら無添加のパンを探し歩いたことがあるんです。でも遠くまで買いに行っても、そんなに美味しくはなかった。『子育てをするときに、こういうパン屋さんがあったら』というパン屋であることを心がけています」
 
時間が経つのを忘れるほど
楽しい、パン作りの毎日
 


水野さんの一日はカフェの準備に始まり、お昼過ぎまではパン教室、その後にお店を開きます。夜はインターネットで注文された宅配商品の発送準備と、目まぐるしく過ぎていきます。


「朝一番で『ブルンネン』のパンを食べると元気になります。__そんなメールが、また美味しいパンを作ろうっていうやる気につながるんです」
毎朝、計量から始めて生地をこね、オーブンで焼き上げる『ストレート法』(全ての材料を混ぜ合わせ、1回のミキシングで生地を作る方法)で作るため、焼き上がるパンは小麦粉の風味豊かなもの。生地を作り置きしないのは、新鮮なパンを食べてほしいからといいます。


「『ブルンネン』はドイツ語で『泉』という意味。泉のほとりにみなが集って楽しくおしゃべりをする、そんなイメージから名付けました。教室の生徒さんが赤ちゃんが生まれましたってだっこして連れてきたり、地元の中学生が職場体験にきたり、いつも賑やか(笑)。孫たちにパンを喜んでもらえるのよという70代の生徒さんや、ベーグルを習いにきた若いカップル。世代を超えて仲良くパンを作る様子はとても楽しそうで、そんな生徒さんたちの上達ぶりを見るのもまた喜びなんです。忙しいですが、時が経つのも忘れるほど楽しい毎日です」

 

パン職人・パン教室主宰者
水野 朋子さん
 
PROFILE
昭和31年東京都生まれ。慶応義塾大学で独文学を専攻、在学中にドイツに短期語学留学。卒業後は独メーカー日本支社に勤務。結婚退社後、95年より手づくりパンとケーキ教室『ブルンネン』を主宰。『カフェブルンネン』のサンドイッチやケーキなどの製作を行う。栄養専門学校の家庭菓子講師、テレビ番組の裏方でパン製作などの仕事を経て、02年に教室に併設のパン屋『アトリエブルンネン』をオープン。


http://www009.upp.so-net.ne.jp/brunnen/


『アトリエブルンネン』

13時半〜18時頃
練馬区中村北1-17-3 

水土日祝日定休
TEL:03-3999-4609

 

 
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