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人生の達人

特殊メイクアップアーティスト/江川悦子さん 2009.10.23
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仕事は自分との勝負! ひたすら階段を登り続け、つねに『完璧さ』を求める追求者

 

「日本映像業界に江川あり」と言われ、特殊メイクアップアーティストとして最前線で活躍する江川悦子さん。『母べえ』『おくりびと』『篤姫』…参加作品は数え切れず、誰もが一度は彼女の作品を目にしたことがあるはずです。20代半ば、夫の転勤によりアメリカ生活を始めたとき、彼女はまだ何者でもありませんでした。映画『狼男アメリカン』に出会い、人間が狼男に変身していく特殊メイクに感銘を受け、その世界に足を踏み入れることに。

 特殊メイクとは人(役者)の顔を様々に変え全くの別人にしたり、動物や架空の生物を造型することも含まれます。
 映画『狼男…』のクリエイターであるリック・ベイカー氏は江川さんの目標であり、また多くの若者達の夢でした。そんな激しい競争率を勝ち抜き、江川さんはついにリック氏の工房で働くことに。その一年後、まさにこれから…というところで再び夫の転勤。日本で新たな一歩を踏み出します。帰国当時、特殊メイクという専門分野は日本にはほとんどなく、美術部門とメイクアップ部門で補うのが普通でした。しかし「今後、必要不可欠な分野になる」と確信していた江川さんは、日活撮影所の中に工房を確保。日本での初仕事となる映画『親鸞・白い道』(86)の生首製作を手掛けます。


 江川さんの活躍は勢いを増し、02年以降には、参加作品は年間20作を超えるまでになりました。多忙さの中でも「いかにリアルに作るか」というプロ意識の高さは変わらず、その姿勢が多くの役者の信頼を獲得しています。俳優の松方弘樹さんも江川さんの見事な技術に惚れ込んだ一人。松方さんの誘いにより、江川さんは時代劇ジャンルにも活躍の場を拡げることに。現在放映中のNHK大河ドラマ『天地人』ではかつらも手掛け、その完成度の高さに出演者たちを唸らせています。

 

 近年、日本でも盛んに取り入れられている特殊メイク。そのパイオニアの一人である江川さんですが、自分の仕事に満足することはありません。その精神が、彼女の腕にますます磨きをかけています。「本来、役者さんは素顔で勝負できるのだから、それだけの価値のあるメイクでないと失礼です。特殊メイクは相手ありきなので、その人が喜んでくれることが一番嬉しい。演じる方と気持ちが一致して、初めてメイクは活きてくるんです」。一流の道を歩むようになるまでには、筆舌に尽くし難い努力と苦労を積み重ねてきたことでしょう。しかしそれをおくびにも出さない。そのしなやかな強さが、江川さんの大きな魅力です。

 

 

映画『ゲゲゲの鬼太郎』(06)で製作した大泉洋さんの『ねずみ男』特殊メイク。

 

 

江川悦子さん
PROFILE(えがわえつこ)特殊メイクアップアーティスト。『東京タワー』(04)、『ザ・マジックアワー』(07)、『篤姫』(08)、『おくりびと』(09)、『天地人』(09)、『のだめカンタービレ』(10年公開予定)等、参加作品多数。新人育成にも力を注ぐ。


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