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人生の達人

漫画家/うゑださと士さん 2009.11.19
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生粋の神田っ子が描いた
昭和30年代の東京。飽くなき探究心が生んだ心温まる作品

 

 色紙に水彩で鮮やかに描かれた昭和30年代の東京。「日本橋を走る路面電車」「路地裏で紙芝居に釘付けになる子ども」は、見る者を郷愁の世界へ誘います。作者のうゑださと士さんは神田で生まれ育ち、東京の移り変わりを見てきました。
「戦争は終わりましたが、昭和30年代はモノも買えなかったし、豊かな暮らしなんて程遠かった。でも、ブラウン管の中で活躍する力道山や美空ひばりさん、月光仮面などのヒーローに胸を踊らせました。貧しいながらも人が支え合い、精一杯生きていた。今、思えば良い時代でした」
 うゑださんの漫画は当時の生活を緻密に描き、見る者を感心させます。資料が現存していないことも多く、頼りにするのが自身の思い出です。
 「作品の多くは私の原体験です。当時の流行や生活環境を思い出し、筆を走らせます。私の絵には必ずキャプションをつけています。まず、絵をご覧いただき、キャプショ
ンを見たあと、もう一度絵に目を向けてもらう。すると、不思議と当時が甦ってくるんですよ。なかには、絵が動き出すように思えたという方もいます」
 現在は関東を中心に開催する展示会で作品を発表。繊細な色使いの漫画、自作・自演で行う紙芝居など、昭和30年代を懐かしむ団塊世代を中心に支持を得ています。
 「テレビ収録でお越しいただいたタレントの地井武男さんも私の作品を気に入ってくれました。作品は、描き手だけでなく、受け手である観客がいて初めて成立します。今後も漫画や紙芝居を作り、皆さんに楽しんでもらいたい」
 25歳から画業の道へ進み、35年間、四コマ漫画や学習漫画などを地道に描きました。不遇に耐え、脚光を集めるきっかけとなった『懐かしの昭和30年代』を描き始めたのは実に55歳のときです。
 「『昭和を描いてみないか』と知人に依頼されたのがきっかけでした。創作意欲が沸き、すぐに自分に合っているなと思いました。今年5月に(社)日本漫画家協会から特別賞をいただき、本当に励みになりましたよ。人は若ければ良いわけではないし、年をとっていれば良いわけでもありません。『懐かしの昭和30年代』を描き始め、60歳を過ぎても絵が上達しているような気がします。時代は移っても世の中の理は変わりません。飽くなき探究心さえあれば、人は成長していけるのですから」

 

 

「日本橋を走るチンチン電車」
「紙しばい」

 

うゑださと士さん
PROFILE
(うえださとし)
昭和23年生まれ。35年間、地道に漫画を描き、04年から始めた色紙画『懐かしの昭和30年代』で脚光を浴びる。レトロな作品は、団塊世代を始め、多くの年代から支持を得る。

 

◆日本漫画家協会特別賞受賞記念展示 ○開催日:11月21日(土)~23日(月)の11時~17時 ○場所:神田公園出張所2階ギャラリー(千代田区神田司町2-2)【問】うゑださと士TEL:03-3252-2302


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