アクティブなシニアライフを応援する情報サイト

素敵に年を重ねる’あなた’のための応援サイト
Home

文字サイズ変更

  • 標準
  • 大

はいからCHANNEL インターネットTV
はいから大人の部活
遺言アプリ100年ノート


メディアのご紹介

  • 季刊誌はいから
  • 新聞はいからエスト

好評連載コラム

人生の達人

『穐葉アンティークジュウリー美術館』館長・穐葉昭江さん 2010.02.19
Share

初めてアンティークジュエリーに出会ったときの感動を、一人でも多くの人と分かち合いたい

 

19世紀、イギリスを『太陽の沈まぬ帝国』と呼ばれるまでに押し上げたヴィクトリア王朝時代。これまで男性の権威の象徴として用いられてきたジュエリーが、女性を美しく見せる装身具として華開きました。そのジュエリーに魅せられ、日本初のアンティークジュエリー美術館を誕生させた穐葉昭江さん。
「私はヴィクトリア女王に仕えている感覚です。アイテムだけでなく、その作品に込められた想いや歴史、世界のすべてを、より多くの方々に知っていただきたいんです」
 大学生の春休み、40日間のヨーロッパ旅行へ出掛けた穐葉さん。イギリスの美術館『ヴィクトリア&アルバートミュージアム』で初めて、アンティークジュエリーを目にします。「ロイヤルブルーのエナメルペンダント。その力強さ、繊細かつ精巧な細工、色の醸し出す濃淡の美しさ…体に電気が走りました。これまで私が抱いていたジュエリーの概念が飛んでしまったんです」
 帰国してからも、その衝撃が薄れることはありませんでした。宝石や貴金属はもちろん、象牙や鼈甲、牛の角や蝶の羽などの有機物、メノウや水晶。さまざまな素材に職人の息が吹き込まれ、生み出される多彩なデザインの美術工芸品。「アンティークジュエリーの世界を自分なりに突き詰めたい」。叔父との共同経営という形で、成城に店を持った穐葉さん。モダンな空間の中に作品を展示する、ギャラリー風の造りで、「まるで小さな美術館のようだ」と好評を博します。88年に独立し、銀座ミキモトホールにて日本初の『ヴィクトリアン・ジュエリー展』を開催。「いつか自分の美術館を持ちたい」という想いが強くなります。背中を押したのは、ロビーナ・ケイドという女性のドキュメンタリー番組でした。
 「イギリス・コーンウォール半島の最果てに野外劇場を造る。その夢のために、ロビーナは海岸から岬の断崖絶壁に砂を運び、コツコツと60年以上もの歳月をかけて、劇場を完成させたんです。この話にとても勇気づけられました。少しずつでも良いから私も地道に頑張ろうと」。その番組を観たのが94年の初夏。その直後、那須高原の土地を購入。95年にはついに、美術館が開館します。


「まさかこんなに早く実現するとは…自分でも驚きました」。創設15周年を迎える現在、集大成となる『愛のヴィクトリアンジュエリー展』を渋谷・Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中。「那須で待つだけでなく全国に出向き、魅力を発信し続けたい」。映画『ヴィクトリア女王 世紀の愛』もBunkamuraル・シネマ他にて同時公開中。夢は始まったばかりです。

 

PROFILE
(あきばてるえ)
1953年宮城県出身。『穐葉アンティークジュウリー美術館』館長。アンティークジュエリー専門店『グレール』を経営する傍ら、文化活動に力を入れる。著書に『アンティークジュウリー』(85)等。

 


Back PageTop

  • 会社案内
  • プライバシーポリシー
  • ご利用規約
  • お問い合わせ
  • 広告掲載のご案内