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さくら着物工房主宰/鈴木富佐江さん 2010.10.28
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着物をもっと気軽に楽しんでもらいたい! 誰でも簡単帯結び「さくら造り」を考案

 

 着物は着たいけれど、帯を締めるのにひと苦労…そんな問題を解決するために編み出された帯結び「さくら造り」が、綺麗に、しかも簡単2分で着れると評判を呼んでいます。 
 「さくら造り」とは、「お太鼓」と呼ばれる背中の帯部分をあらかじめ作っておき、形くずれしないよう糸で留めておく手法。体に巻いてから、帯につけてあるヒモを結ぶだけなので、所要時間は約2分で済みます。開発したのは、今回ご登場の鈴木富佐江さん。
 幼い頃から着物に囲まれて育った鈴木さんは、9年前に脳硬塞を発症。後遺症から右手が背中に回らなくなり、着物を着ることが難しくなってしまいます。デパートや呉服屋に相談しますが、勧められるのは、帯をハサミで切っている「付け帯」ばかり。思い出の帯にハサミを入れることに納得がいかず、別の方法を探ります。そして、趣味の折り紙をヒントに、「さくら造り」帯を考案。2005年には特許を取得。

 現在では「さくら造り」帯を学ぶための教室も開かれ、全国各地に講師が育つまでになりました。そんな様子を鈴木さんは「神様が私にちょっと意地悪をしていっぱいの知恵をくださった」と微笑みます。

 世の中に「さくら造り」帯を出したことで病気やケガなどの後遺症、さまざまな身体の問題を抱えながらも『着物を着たい』と願う女性がたくさんいることに気付いた鈴木さん。障害をもった方や車椅子の方の声にも応えることができました。今では帯を可愛くアレンジした「原宿結び」、「さくら雀」など50種類以上の結び方が誕生しています。
 伝統的な着付けの常識を覆し、次に鈴木さんが取り組んだのは着物そのものを工夫することでした。加齢によって背筋が曲がったりすると着物を綺麗に着ることが難しくなります。それを解決するため、着物にファスナーをつけたり、長じゅばんをループで留めるといった『着たいけれど諦めかけていた』人たちに光りが灯る改革を推し進めています。
 そんな活動が評価され、鈴木さんは昨年、チャレンジ精神あふれる70歳以上の高齢者を顕彰する「ニューエルダーシチズン大賞」に入賞。「大賞受賞は80歳代で活躍されている方でした! 良い刺激になりました。歳だからと諦めてはいけませんね。いくつになっても、その時が働きどき。前を向いて歩いていれば道は拓かれます」

 着物をこよなく愛する鈴木さん。10月には、「さくら造り」帯などの作品を多数展示する『もっ帯(たい)ない展』を開催します。「今年で5回目ですが、着物着付け体験コー
ナーは毎回好評です。是非足を運んで着物ライフを楽しんで頂きたいですね」

 

【お問い合わせ】鈴木さん(TEL:090-3691-0055)

 鈴木富佐江さん PROFILE(すずきふさえ)
1936年、中国大連生まれ。脳硬塞を患ったことをきっかけに、「さくら造り」帯を発明。以後、「さくら造り」着物、「原宿結び」などの特許を取得。着物ライフの普及
に務めながら2007年から「もっ帯(たい)ない展」を開催。


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