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ボランティアに奔走! 細川元首相夫人・細川佳代子さん 2011.06.10
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DNAに刻まれたボランティア精神。

すべての人が自分らしく生きられる社会を目指して

 

 


 
 「社会の主役を健常者ではなく、知的障がいのある人たちに。そうすれば、思いやりと優しさに満ちた幸せな社会が実現します。もう、確信しているの」


 きっぱりと断言した。細川護熙元首相の夫人という肩書きより、ボランティア活動に奔走し、その並々ならぬバイタリティで注目を集める細川佳代子さん。'05年には、長野でのスペシャルオリンピックス(以下SO)冬季世界大会の開催を成功させた。アスリートは知的障がいのある人々だ。


 「最後まで諦めず、ベストを尽くした人が真の勝利者! ナンバーワンではなく、オンリーワンをつくるためのオリンピックなんです」


 スポーツ、ファッションショー、映画の製作…知的障がい者への理解と社会進出を広めるため、さまざまな活動を行う細川さん。しかしSOに出合うまでは、彼女も偏った認識を持つ一人だった。


 「福祉を充実させ、知的障がいのある人が安心して暮らせる施設が増えれば…と思っていたの。でも大きな間違いでした。彼らは自分の思いを伝えるコミュニケーションが苦手なだけ。選択肢も与えず、ただ大事に守るだけでは、可能性は閉ざされたまま。社会の一員として『外』に引っ張り出さなきゃ! つまり雇用ね。一人ひとりの障がいという個性を周囲が理解し、少しサポートすれば、彼らの本来の能力が開花するんです。でも…」日本の偏見は根強く、無関心の壁は厚い。苦戦が続く。どうすれば理解してもらえるのか…。


 そんなある日、細川さんは驚くべき光景を目にした。


 長崎・雲仙岳の麓の町では、知的障がいのある人々が自立し、結婚し、周囲の協力を得ながら、ごく普通の生活を送っていたのだ。


 「まさに私の理想とする風景が広がっていたの! あちこちで、障がいのある人たちがいきいきと働いている。町全体が彼らを受け入れているんです」


 彼らの中には『瑞宝太鼓』という、プロとして活躍する和太鼓集団もいた。団長の岩本さんは、かつては施設で暮らす内気な少年だったが、今や妻子を養う一家の大黒柱。優しく、頼もしい存在だ。


 彼らのこれまでの人生を想い、細川さんの胸に熱いものが込み上げた。町の人々が努力して創り上げた『当たり前の生活』を、多くの人に見てほしい! 細川さんは映画として撮影する決意をした。


 「障がいの有無は関係ないんです。家族、社会、国…周囲の理解と支えがあれば、彼らは幸せに生きられる」


 雲仙での暮らしが、それを証明している。


 「彼らはいくつになっても純粋で正直。仕事を任されれば、少し時間はかかるけれど、とても真面目に頑張ります。すると今度は、周りの人たちがその姿に学ぶ。気配りが行き届くようになり、みんな優しくなるんです」


 細川さんに『ボランティア』という感覚はない。DNAに刻み込まれた本能的な行動だそうだ。「ボランティア同士のいざこざとか(笑)、大変なことも多いけれど…どんどん輝いていく彼らの笑顔に元気をもらってます!」


 
PROFILE
細川佳代子さん

(ほそかわ・かよこ)
'42年生まれ。NPO法人『スペシャルオリンピックス日本』名誉会長、認定NPO法人『世界の子供にワクチンを』日本委員会理事長等を務める。ドキュメンタリー映画を製作する『ableの会』代表。

 


 
『幸せの太鼓を響かせて〜INCLUSION〜』

 

 

©  2011able映画製作委員会


製作総指揮/細川佳代子 監督/小栗謙一 語り/萩原聖人 
■ 角川シネマ新宿他にて全国順次公開中


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