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人生の達人

手芸家・知光薫さん 2013.10.08
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古人が願いを込めて編んだ「アジア結び」。

手作りの豊かさと知恵を感じてほしい

 

一本のひもを緻密に編み、作り上げられた可憐な花びら。鮮やかなビーズや装飾と組み合わさると、オリエンタルな雰囲気を醸し出します。

「アジアの結びで、花や球、紐など、百以上の結び方があるんですよ」と知光薫さん。手芸家として30年以上活躍し、アジアの結びの素晴らしさを伝えています。

祖父は呉服屋を営み、子供の頃から手芸に慣れ親しみました。美大でグラフィックデザインを学び、広告デザイナーへ。3年後、もの作りに専念するため手芸の道を志します。「コンクールで入選すると、徐々に仕事がもらえました。仕事が軌道に乗った後、手芸を学びにフランスへ。帰国したら不景気で仕事がなく…。男性社会という壁もありましたが、自分で選んだことだから自分で何とかするしかないですよね」

地道に作品と向き合う日々。手芸を諦めることは頭になかったと言います。3年が経ったある日、転機となる依頼が舞い込みます。それは知人の服飾デザイナーからアジア調の装飾品を作ってほしいというものでした。  「アジアらしさを出すため目を付けたのが結びでした。中国などで紀元前から長い年月をかけて編み出された技法です。手がかりを探しに中国や香港、台湾へ行き、少しずつ技法を掘り起こしました。結びには邪気を払い、福をよぶという意味があります。紙やひもしかない時代に身近なもので花などを作り、幸せを願った古人に共感を覚えました」

アクセサリーやしおり、ミサンガなど、結びを巧みに取り入れた作品は女性層に受け入れられます。結びを始めて15年が経ち、今は5つのカルチャースクールの講師を務め、多くの本を出版。アジア結びを手芸家としての集大成と位置づけます。「花は一本のひもから出来ています。ひもから自分の手で生命力を生み出せるのが醍醐味。制作には時間もかかるし、細かな作業も必要です。でも手作りの豊かさや昔の人の知恵を感じ、暮らしの潤いにつながればうれしい」

 

 ■知光さんの講座情報

http://kaoru-chiko-knotting.jimdo.com/

 

PROFILE

知光薫(ちこう・かおる)

東京生まれ。多摩美術大学卒業後、広告制作会社へ。3年で退職して手芸家に。アジアの結びの現代風アレンジが評判に。最新著書は「大人のミサンガ」(主婦の友社)。


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