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なるほど!知っ得 からだの知識

第3回「手のひらの多汗症(手掌多汗症)をご存知ですか?」 2007.05.17
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 日常生活をするうえで支障があるほど手のひらに多くの汗をかく手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)という病気があります。「試験答案が濡れて書けない」「デートで手をつなげない」「携帯電話やデジカメが汗で故障する」…本人にとっては非常につらい状態なのですが、親や周囲の人に相談すると「汗っかきの体質」ということで片付けられてしまい、治療を受けることなく悩みながら成長していくケースもあるようです。思春期に気づくことが多く、性格が消極的になったり集中力が低下するなどの精神的な負担も背負い込むことになります。

 なお、腋臭(わきが)と同じあるいは類似の病気と思っている人もいるようですが、全く違う病気ですし治療法も異なります。治療法には、薬物療法(プロバンサインという神経遮断薬やアルミニウム配合の外用制汗剤による治療)のほか、イオントフォレーシスというイオン発生装置を使った治療や、胸部交感神経遮断手術があります。薬物療法やイオントフォレーシスは、一時的には改善が見られますが繰り返し治療が必要です。
一方皮膚に2~4㎜の小さな傷をつけ、そこからカメラのついた細い管を入れて手のひらの発汗をコントロールしている神経を切る内視鏡手術は確実な効果が得られ、また継続的な治療が必要ないため今一番推奨できる治療法です。内視鏡外科手術のメリットは、傷が小さいこと、手術時間が短いこと、入院日数も1日か2日で翌日から普段の生活に戻れることなどです。もちろん保険も適用されます。術後手のひら以外の場所の汗が多くなる代償性発汗という副作用が見られる場合もありますが、気温が高い時や運動時の発汗が多くなるだけなので、対処は可能です。実際、内視鏡手術を受けた方の98%が手術をして良かったと答えています。

 たかが汗と見過ごしてしまいがちですが、手の接触は社会との関わりそのものです。ご自身やご家族の汗が、制汗剤程度では治まらないレベルと感じたら、一度専門医へのご相談をお勧めします。

 

黒川良望先生
医療法人社団あんしん会 
四谷メディカルキューブ

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