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なるほど!知っ得 からだの知識

第4回「ピロリ菌について調べてみませんか?」 2007.05.24
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 ピロリ菌は正式には「ヘリコバクター・ピロリ」といいますが、人に感染して胃で生育する細菌です。日本では人口の約半数が感染者ですが、50歳代以上では特に感染率が高いことがわかっています。乳幼児期に感染することが多いため、感染者は通常、長い年月にわたって感染しています。感染した方では、胃炎を生じていますが、慢性的な状態では自覚のない場合がほとんどです。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の場合は保険適応です

 一方、感染者の数%は胃・十二指腸潰瘍を発症しており、除菌すると再発が著しく抑制されます。このため潰瘍があると、通常ピロリ菌の有無を確かめ、現在は感染者に除菌治療が勧められています。すなわち、潰瘍とピロリ菌の研究が進んだことで、診断や治療の考え方が変わり、食事やストレスよりもピロリ菌の有無が重視されています。そして再発予防には除菌治療が重要と理解され、「潰瘍」の場合は、診断・治療が健康保険の適応となっています。

感染者を除菌することで胃癌のリスクが減少する?

 感染の診断は比較的容易で血液や尿による抗体検査が比較的簡便で安価(2千円程度の自己負担)なため普及しています。また、便や呼気で調べる方法や内視鏡検査時に検体を採取して調べる方法もあります。感染が確認された方をすべて除菌すべきかどうかは意見が分かれていますが、保険適応のない状態(潰瘍以外の方)については、検査や治療の費用を自己負担する必要があるため、1回の除菌治療で成功した場合でも総額ではおおよそ1万5千~2万円程度の自己負担となります。 

 除菌治療のメリットとして、慢性胃炎の治癒、胃癌のリスク減少、未感染者への感染拡大防止効果などがありますが、下痢などの副作用や20~30%程度の除菌不成功の可能性についても考慮する必要があるでしょう。特に、胃癌の予防効果についての研究結果が集っており注目されています。除菌治療のデメリットは全体的には小さいと評価してよいと思われますが、感染診断や除菌治療を受ける場合は、その意義、方法、副作用、有効性をよくご理解の上で行なっていただきたいと思います。

 

伊藤愼芳先生

医療法人社団あんしん会 

四谷メディカルキューブ

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