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第5回「ソケイヘルニアの治療」~あなたの“バケツの底”、穴が開いていませんか?~ 2007.05.31
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 人間のお腹の内臓は“腹膜”という袋で包まれています。さらに外側を筋肉が包み、この袋が飛び出すのを防いでいます。ちょうど大きな水風船の入ったバケツの様なものです。バケツの底に弱い部分があると、圧力で穴が開き、そこから風船が飛び出してきます。人間の体も同じです。人間の“バケツの底”は肢の付け根辺りにあります。この部分が弱くなると穴が開き、腹膜と一緒にお腹の脂肪や腸が飛び出し、ぷっくりと膨れてきます。これが“ソケイヘルニア”です。俗に言う脱腸ですが、子供だけの病気ではありません。

出たり引っ込んだりするのが特徴

 長く使ったバケツほどボロがでるように、ヘルニアも中年以降に発症することが多い病気です。また、体の構造上、男性に多いのも特徴ですが、女性にもみられます。ほとんどは無症状ですが、飛び出すと鈍い

痛みや不快感を感じることもあります。バケツの穴から出た水風船は手で押したり、バケツを横にすれば引っ込みます。ヘルニアも同じです。膨れてもまた引っ込む、というのがヘルニアの最大の特徴です。ただし、今まですぐに引っ込んだものが、どうやっても引っ込まない場合、“嵌頓(かんとん)”といって激しい痛みや腸が腐ったりして、緊急手術が必要となる事もあります。“嵌頓”を起こす前に治療しておきましょう。

穴を塞がなくてはなおりません

 底に穴の開いたバケツを「そのまま使おう」などと考える人はいませんよね。ヘルニアも一緒で“修理”が必要です。以前は穴を強引に縫っていましたが、つっぱったり、裂けたりと不都合も多かったのです。最近では穴の外側から栓をする方法(プラグ法)、内側に大きなシートを置いて穴を塞ぐ方法(クーゲル法)など、メッシュを使用し、つっぱり感と再発を減らし、術後1~7日で日常生活に戻れる方法が主流となっています。いずれの方法も経験のある医師が行えば再発は少なく、実際に治療を行う医師が、どの程度手術法に習熟しているか、ということが医療機関を選ぶポイントでしょう。

 いつまでも“穴の開いたバケツ”を使っている人はいませんか?“風船”が飛び出していたら、まずは医療機関に相談しましょう。

 

 

黒崎哲也先生
医療法人社団あんしん会 
四谷メディカルキューブ

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