アクティブなシニアライフを応援する情報サイト

素敵に年を重ねる’あなた’のための応援サイト
Home

文字サイズ変更

  • 標準
  • 大

はいからCHANNEL インターネットTV
はいから大人の部活
遺言アプリ100年ノート


メディアのご紹介

  • 季刊誌はいから
  • 新聞はいからエスト

好評連載コラム

なるほど!知っ得 からだの知識

第6回「前立腺肥大症とその治療」 2007.06.07
Share

【なるほど!知っ得 からだの知識】一覧はこちら

 中高年の男性の皆さん、最近、尿の出が悪くなっていませんか?また、夜中におしっこで目が覚めるようになってはいませんか? ひょっとしたら、前立腺肥大症かも知れません。前立腺肥大症は、中高年の男性の疾患の中で、最も多い病気の一つで、50歳の男性の約50%の方に組織レベルで肥大の変化が認められており、その半数の方に何らかの症状が出ると言われています。もし、気になる症状があれば泌尿器科専門医を受診してみて下さい。

前立腺肥大症の症状

 前立腺は膀胱のちょうど下にある臓器で、尿道をぐるりと取り巻くように位置しています。正常の前立腺はクルミくらいの大きさですが、前立腺が肥大してくると、尿の通り道である尿道を圧迫し、尿の出が悪くなります。また、尿道や膀胱の自律神経にも影響を与えるため、尿の回数が増える症状(頻尿)もみられるようになります。さらに病気が進行すると膀胱や腎臓の機能にも影響が出ることがあります。

前立腺肥大症の治療

 多くの場合は、α1受容体遮断剤と言う薬物治療からはじめられます。この薬は交感神経の緊張作用で強く閉まっている前立腺の緊張をゆるめて、尿の出方を改善させる薬ですが、直接前立腺を小さくする作用はありません。また医薬品ではありませんが、ハーブ系のサプリメントとして市販されているノコギリヤシには排尿症状の改善に有効性があり、欧米では広く用いられています。一方、前立腺の肥大が進行している場合や薬を使用しても効果が認められない場合には手術療法が行われます。代表的な治療法としては、経尿道的前立腺切除術(TUI- P)と言って先端に電気メスが付いた内視鏡を尿道から挿入して前立腺を削り取る手術があります。通常3~4日間は尿道からカテーテルと言う管を入れ、1週間程度の入院が必要となります。また新しい手術治療として、経尿道的光選択的前立腺蒸散法(PVP)と言う手術が非常に注目され、米国を中心に広く普及してきています。この手術は前立腺に高エネルギーKTPと言うレーザーを照射して組織を蒸散させることによって内腔を広くする手術で、その治療効果はTUI- Pとほぼ同等ですが、ほとんど出血せず、通常カテーテルの留置も一晩だけでいいので、2~3日程度の入院で済みます。日本ではまだ数台の機械しか導入されていないことや、保険適応外となることが難点ですが、効果、安全性の面からTUI- Pに代わる手術となるものと考えられます。

 

 

平野敦之先生

医療法人社団あんしん会 

四谷メディカルキューブ

【なるほど!知っ得 からだの知識】一覧はこちら


Back PageTop

  • 会社案内
  • プライバシーポリシー
  • ご利用規約
  • お問い合わせ
  • 広告掲載のご案内