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なるほど!知っ得 からだの知識

第9回 「アルツハイマー病ってどんな病気?」 2007.08.09
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 最近、「人や物の名前が出てこない」、「時間や場所の感覚が不確かになった」、「同じ事を何回も言ってしまう」などの症状はありませんか?誰でも年を取れば記憶力は衰えてきますが、病的な状態を認知症といっています。

 認知症とは「いったん発達した知的機能が脳の器質的障害により広汎に継続的に低下したもの」と定義されています。認知症の症状は主に記憶障害(~を覚えていられない)、判断力の低下(正当な判断ができない)、見当識障害(場所や時間等の見当がつけられない)が挙げられます。原因は多種多様ですが、その代表的なものにアルツハイマー病があります。

 アルツハイマー病は初老期および老年期に進行性痴呆を来す代表的な疾患であり、年齢とともにその頻度は急激に増加し、老年期の痴呆の半数近くを占めるといわれています。原因は異常な蛋白質が脳の神経細胞に蓄積し、神経細胞が破壊されることにより脳機能が低下することによります。これらの障害は記憶と関連のある側頭葉の海馬傍回(かいばぼうかい)や海馬という部位から起こることがわかっています。

 診断は神経心理検査のほかに画像診断があります。アルツハイマー病は病気の進行に伴い、脳も萎縮していきます。MRIで末期の脳を見ると脳が小さくなり、しわが目立つので、一目でそうだとわかります。しかし早期では脳の萎縮は微妙で、フィルムを診ただけではその診断はなかなか困難でした。しかし近年画像検査の進歩により、早期のアルツハイマー病の診断が可能となってきています。MRIで海馬傍回や海馬の萎縮度を測定したり、PETで脳のブドウ糖代謝を測定したりすることによって、従来わからなかった微妙な変化を捉えることができるようになりました。

 従来治療法のなかったこの病気に対し、進行を抑える薬がわが国で開発され、1999年末より使用可能となりました。今後日本も高齢化社会を迎え、欧米並みにアルツハイマー病の患者が増加することが予想されていますので、早期診断の重要性がますます高まってきています。あれ?おかしいなと自覚されるようなら一度専門医を受診しましょう。

小島豊之先生

医療法人社団あんしん会 

四谷メディカルキューブ

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