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第12回 「肥満症の治療について」 2007.10.28
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 メタボリックシンドロームという言葉をご存知の方も多いと思います。この病態が広く知られるようになったことにより生活習慣病の悪化がさまざまな病気の引き金になるということが認識されるようになって来ました。

 最近は日本人にも肥満の方が増えてきて、日本肥満学会による肥満の定義(BMI=体重㎏/(身長m)の2乗が25以上の方)を満たす方が2300万人いるとのことです。その中には、重症の肥満の方も多く見受けられるようになりました。

 肥満症の治療の中心は、食事制限、運動療法などの内科的治療です。しかし重症肥満となる方の内科的治療は、長期的にみるとほとんどがリバウンドを起こし、治療前の体重まで戻ってしまうといわれています。そのため1960年代から米国を中心に、重症肥満に対する外科治療が行われてきました。最近では腹腔鏡下手術の発達により、世界中で手術件数が著しく増加しています。

 アジア太平洋肥満外科学会はアジア人の重症肥満の手術適応を①BMI37以上、②BMI32以上で糖尿病をもつもの、またはそれ以外の肥満に起因する疾患を2つ以上もつもの、と定義しています。(日本人では身長160cmの方で95㎏以上か、82㎏以上で合併疾患を持つ方)。美容目的では手術を受けることは出来ません。

 肥満の外科治療とは脂肪吸引ではなく、胃を小さくしたり、腸をつないだりする手術のことをさします。そのような操作により食事摂取量を制限したり、栄養吸収量を制限したりして減量を図ります。

 手術の方法は①腹腔鏡下胃バイパス術、②腹腔鏡下胃バンディング術、③腹腔鏡下袖状胃切除術、などがあります。また胃内視鏡を用いて胃の中に風船を入れる方法も行われています。手術の効果やリスクは各術式によって変わってきます。

 手術は科学的に証明された長期的な効果が期待できる唯一の方法ですが、手術をすれば何を食べて、何をしていても体重が落ちるというわけではありません。もっとも大事なのは患者さん本人の人生を変えようというやる気です。そのやる気を維持するためには、医師のみならずソーシャルワーカー、栄養士など専門のスタッフが重要です。術前、術後のサポート体制のある病院で手術を受けられることをお勧めいたします。

笠間和典先生

医療法人社団あんしん会 

四谷メディカルキューブ

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