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なるほど!知っ得 からだの知識

イビキと生活習慣病 2009.10.05
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 最近注目されていることに「イビキをかく人は、糖尿病、高血圧、心筋梗塞、脳卒中などの生活習慣病になりやすい」ということがあります。イビキがひどくなると、睡眠中に呼吸がたびたび止まるようになります。これは、睡眠時無呼吸症候群(略称:SAS、サス)という病気です。重症になると、10秒以上の呼吸停止が1時間に50回以上も起こります。非常に危険で、おちおち寝ていられないないのですが、寝ている本人は気づきません。実際は眠りが浅く、長時間眠っていても睡眠不足の状態で、昼間の集中力が落ち、たびたび居眠りをして交通事故の原因となっています。
 もっと深刻なのは、睡眠時の慢性的な酸素不足が生活習慣病を悪化させることです。重症患者は治療しないと、40%もの人が9年以内に死亡するというデータがあります。患者数は、500万人~1000万人とも言われています。
 原因は、上向きに寝ると舌の根元(舌根)が喉に落ち込み、空気の通り道(気道)を塞ぐことです。目を覚ましている時は、舌を持ち上げる筋肉が呼吸のたびに舌を持ち上げ、空気を通しています。しかし、眠りが深くなると、筋肉の働きが弱くなり、狭くなった喉を空気が通ると音を出してイビキとなります。舌が持ち上がらず塞がったままだとSASです。
 治療法には、寝るときに鼻に特殊なマスクをして、その中にポンプで空気を送り、空気圧で舌を持ち上げる方法(CPAP、シーパップ)とマウスピースをして寝る方法があります。効果は確かですが、重症でないSASやイビキだけの人は健康保険がききません。
 また、CPAPは違和感があり使えない人がいます。このような人には、舌を持ち上げる筋肉の動きを良くするサプリメントがあります。特許製法による特殊なコエンザイムQ10で、臨床試験も行われています。睡眠時の呼吸を楽にするので熟睡できます。疲労、動悸・息切れ、筋力増強にも効果があります。
 SASは、情報や専門病院の数が少なく、良い病院を探すのは大変です。患者のために役立つ情報を提供する患者の会がNPO法人SASネットです。入会金、会費は無料です。

渡邊了之先生
NPO法人睡眠時無呼吸症候群ネットワーク(略称:SASネット)副理事長、薬剤師。
東京都杉並区本天沼2-15-6
TEL:03-5806-1543 http://www.sas-j.org

 

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