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なるほど!知っ得 からだの知識

イビキ、中高年女性で急増! 2010.12.04
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 イビキは、男性がかくとのイメージがありますが、最近、女性のイビキが増えています。若い女性はイビキが少ないのですが、中年以降イビキが急増し、男性との差は殆どなくなります。高齢化が進み、女性のイビキは、普通のことになりました。

 

 閉経期にイビキが増加するので、女性ホルモンの減少が原因と言われていますが、女性ホルモンを補充しても効きません。このため、エネルギー産生が減ることや、太ることも一因と考えられています。

 

 イビキの原因は、男女共通で、睡眠時に舌の奧(舌根)が引力に引っ張られてノドに落ち込み、喉が狭くなり、そこを無理に空気が通るとノドの粘膜が震えて音が出るのです。イビキの被害は、騒音だけではありません。ノドが狭くなるので呼吸が十分にできません。このため酸欠を起こしグッスリ眠れません。これがストレスとなり、血圧や血糖値が上がり、動脈硬化を起こし、生活習慣病を悪化させます。また、熟睡できないと脂肪を燃やす成長ホルモンの分泌が減り、太る原因になります。お肌にも良くありません。

 

  大イビキの方は、睡眠時に呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群(略称サス、SAS)という病気かも知れません。この病気は、沈下した舌根が喉を完全に塞ぐので、呼吸が止まります。このため、死亡率が高まります。重症患者では、9年後に4割の方が死亡するというデーターもあります。

 

 「大イビキや呼吸停止の治療法」は、舌根を引き上げることです。病院でシーパップという特殊なマスクを貰い、それを着けてポンプで空気を送ると舌根が空気圧により上がり、イビキが静まります。

 

 このほか、イビキを静めるサプリメントがあります。活性化コエンザイムQ10は、吸収が非常に良く、筋肉内で効率的にエネルギーを作り出すので、舌根を引き上げる筋肉の働きが若い時のように良くなり、喉が広がりイビキが静まります。活性化コエンザイムQ10の摂取は、エネルギー不足による中高年の活力低下や健康にも役立ちます。

 

 SASのことは、患者の会であるNPO法人睡眠時無呼吸症候群ネットワーク(略称SASネット)のホームページに詳しく書かれています(SASネットで検索)。

 

 

渡邉了之 先生
NPO法人睡眠時無呼吸症候群ネットワーク(略称:SASネット)副理事長、薬剤師。
入会金、会費は無料。ご入会やお問い合わせは、ホームページから(SASネットで検索)
http://www.sas-j.org

 

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