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なるほど!知っ得 からだの知識

イビキの真犯人、なんと引力だって? 2011.03.17
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 イビキは、体に良くないのですが、グッスリ眠っている証拠との誤解から、原因を知っている人は医療関係者でも少なく、治療薬の研究も盛んではありません。多くの方は、イビキは鼻でかくと思っています。でも実際は、喉でかいています。しかも真犯人は、意外にも引力だというのです。

 

 上を向いて寝ると、舌の奧(舌根)が引力に引っ張られ、喉に落ち込み、喉を塞ぎます。この状態では、息が出来ません。幸いなことに舌根を引き上げる筋肉があり、呼吸のたびに無意識に舌根を引き上げます。眠り込むと、この筋肉の働きが低下し、十分に舌根が引き上がりません。喉が狭くなり、無理に空気が通るので、喉の粘膜が振動し、イビキが出ます。引力がなければ、舌根は落ち込みません。ですから、宇宙にいる飛行士は、引力がないのでイビキをかきません。

 

 イビキを静めるには、落ち込んだ舌根を引き上げればいいのです。舌根を引き上げる筋肉の働きを良くする薬があればいいのですが、まだ開発されていません。サプリメントとしては、活性化コエンザイムQ10があります。吸収が非常に良いコエンザイムQ10で、筋肉内で効率よくエネルギーを作り出し、舌根を引き上げる筋肉の働きが良くなります。喉が広がり、イビキが静まります。

 

 舌根が全く引き上がらないと、息が出来ません。これが睡眠時無呼吸症候群(略称:サス、SAS)という危険な病気です。治療法は、シーパップというマスクが最も効果的です。マスクの中にポンプで空気を送り、空気圧で舌根を押し上げます。病院で貰い、健康保険が使えます。

 

 大きなイビキを伴うSASは、生活習慣病を悪化させます。心筋梗塞や脳梗塞のような致命的な病気を予防するには、SASの治療が重要です。このため、日本循環器学会では、SASの診断と治療のガイドラインを昨年12月に公表し、医師に注意を喚起しています。SASの詳細は、NPO法人睡眠時無呼吸症候群ネットワーク(通称SASネット)のホームページに記載されています(SASネットで検索)。

 

 大きなイビキは、呼吸が十分に出来ていないことを知らせています。イビキを静め、健康を維持したいものです。

 

 

 

■渡邉了之 先生

 

NPO法人睡眠時無呼吸症候群ネットワーク(略称:SASネット)副理事長、薬剤師。
ご入会やお問い合わせは、ホームページから(SASネットで検索)
http://www.sas-j.org

 

 

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