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森永卓郎さんのちょっと賢い年金生活

【第10回】恋は若さの秘訣 2013.01.23
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棺桶に入るまで異性にときめきを持つ

 

2年近く前になるが、私がコメンテータとして出演していた情報番組で、「高齢者の恋」というVTRが流された。高齢者ホームに入所した男女が恋に陥り、施設側の配慮で一緒の部屋をあてがってもらい、幸せに暮らしているという物語だった。私は、そのVTRをみながら、誰に話すでもなく、「70代になっても恋をするんだな」とつぶやいた。それを聞きつけた鳥越俊太郎さんが、「何を言っているんだい。ボクはもう70代だけれど、いまでも女性を前にすると、胸が高鳴る気持ちは15歳のときと変わらないよ」と言った。

 

鳥越俊太郎さんは、男の私から見ても、ほれぼれしてしまうほど格好いい。その原因の一つは、いつも恋心を保ち続けているからなのだろう。不倫をしろとか、配偶者と離婚をしろとか言っているのではない。男も女も、棺桶に入るまで、男であり、女であり続けることが、人生に活力を与えるのだ。

 

これまでの日本では、高齢者の恋愛には、家族から冷たい視線が向けられてきた。老いらくの恋の結果、結婚するなどと言い出されると、どこの馬の骨とも分からない配偶者に一家の財産を奪われる心配がでてくるからだ。

ただ、私は中高年の恋をあまりに縛りすぎたことが、逆に、一度恋に落ちると、見境がつかなくなってしまう原因になるのだと考えている。イタリア人やフランス人は、日常的に小さな恋をしているから、極端に走ることがないのだ。

 

知人の若い女性が、イタリアのフィレンツェで、美術館の開館待ちの行列に並んでいた時、70代のイタリア人男性から声をかけられたそうだ。「なかの作品を解説してあげるから、一緒に入ろうよ」。「それは嬉しいんですけど、なぜそんなに親切にしてくれるんですか」。「君のような若い女性でも、美術館で僕の流暢な解説を聞くと、三十人に一人くらいの確率で、僕と恋に落ちてしまうんだよ」。

 

わくわくドキドキして暮らす。それが人生に張りをもたらすことは間違いないのだ。

 

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■森永卓郎

1957年東京生まれ。 経済アナリスト。東京大学経済学部卒業後、日本専売公社(現JT)、経済企画庁、民間シンクタンクなどを経て、獨協大学経済学部教授に。多数の著書を手掛け、最近は「年金は60歳からもらえ」(光文社)を監修。ペットボトルの蓋などB級グッズコレクターでもある。


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