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森永卓郎さんのちょっと賢い年金生活

【第44回】レコードブームがやってきた 2015.12.25
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 【森永卓郎さんのちょっと賢い年金生活】一覧はこちら

いまレコードが売れています。コンパクトディスクの登場で、一度は絶滅しかかったのですが、2014年の売り上げは81・4%も伸びています。最近では、サザンオールスターズやAKB48などが、新譜をレコード盤で出すなど、人気がますます高まっています。これは、日本だけの現象ではなく、ドイツは前年比33%増、アメリカは53%増、イギリスは60%増と、世界中でレコードの売り上げが急増しているのです。


コンパクトディスクと比べると場所を取り、取扱いのむずかしいレコードがなぜ今になって売れているのでしょうか。その一番の理由は、楽しさだと思います。先日、BS─TBSで、ジ・アルフィーの坂崎幸之助さんとタブレット純さんと一緒に、昔のドーナッツ盤を聞きながらトークをする番組を収録しました。ターンテーブルに載せたレコード盤に針を落とすと、パチパチという雑音のなかから、何とも暖かい音色の音楽が流れ出してきます。もうそれだけで、幸せな気分に包まれてしまうのです。また、レコードはジャケット自体が一種のアートで、インテリアで飾る人も増えています。さらに、絶滅に向かっていたレコードプレーヤーも、最近になって、CDレコーダーやスピーカーと一体型のものが発売されるようになり、手軽にレコードを楽しめる環境が整ってきています。

実は、こうした環境変化のなかで、昔のレコードがとてつもない値上がりをしています。タブレット純さんのグループサウンズのドーナッツ盤コレクションを見せてもらったのですが、マイナーなグループのドーナッツ盤には、いま1万円以上の値段がつくことも珍しくないのだそうです。

押入れの奥や物置にレコードが眠っていませんか。もしあれば、もう一度ターンテーブルに載せてあげると、青春が蘇ること請け合いです。興味がない人は、そのレコードを売りにいけば、結構なお小遣いを手にできるかもしれません。

■ PROFILE

森永卓郎 1957年東京生まれ。経済アナリスト。東京大学経済学部卒業後、日本専売公社(現JT)、経済企画庁、民間シンクタンクなどを経て、獨協大学経済学部教授に。多数の著書を手掛け、「年金は60歳からもらえ」(光文社)を監修。ペットボトルの蓋などB級グッズコレクターでもある。コレクションを展示する博物館(B宝館)を新所沢に2014年10月に開館!


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