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編集部だより

サンキュータクシー 2007.03.23
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 2007年4月2日発行の「はいから」春号にて、「ありがとう」にまつわる巻頭特集を組みました。その際読者の皆様には、アンケートにご協力いただきました。この場を借りまして、ご協力してくださった皆様に厚く御礼申し上げます。どうもありがとうございました。

 アンケートの中には「ありがとうにまつわるエピソード」をお話ししてもらう項目が設けてあり、その中の選りすぐりを巻頭特集に掲載したのですが、掲載できなかった中にも素敵なエピソードがたくさんありました。

けれど我が身を振り返ると、そのようなエピソードが出てこないのです。びっくりするほど出てこない。

 これはまずいと思いました。この日常生活の中で、どれだけ自分は「感謝する」ということを怠ってきたのかと気付かされました。以来、「ありがとう」と感じたことをいちいちカウントしてみることにしてみました。

 するとこれが、意外にたくさんあるのです。一日に最低で3回は「ありがとう」と思うことがある。それは身近な人物に対してだったり、単なる通りすがりの人に対してだったりとさまざまです。自分で気付かなかっただけなのです。

前置きが長くなってしまいましたが、つい先日起きた私の「ありがとうエピソード」をご紹介したいと思います。

 その日私は遅くまで外出しており、自宅の最寄り駅から出ている最終のバスを逃してしまいました。バスだと5分、自転車だと15分の距離ですが、徒歩だと40分かかります。給料日前で厳しかったけれどもそこは駅からタクシーで帰ることにしました。スムーズに行けばワンメーターで着く距離です。

タクシーに乗ってからすぐ、万札しかないことに気付きました。バスやタクシーに乗る際、万札しかない場合はあらかじめ細かく崩しておくことが暗黙のルールになっているのに、油断していたのです。

私「万札しかありません。大丈夫でしょうか?」

運転手(以下運)「えっ! いや~困るよ。それは困るよお客さん…」

 

(沈黙)

 

(小銭かき集め)

 

私「700円あります。ワンメーターで着きますか?」

運「いや~どうかなぁ…それに今は深夜料金だからねぇ…」

私「あっそういえばそうですね!」

 

(再び沈黙)

 

すでに走り出してしまっているタクシー。二人でメーターに目を向けると、料金はまだ660円のまま。スムーズに行けばワンメーターで着く距離。信号の多い道のり。信号に差し掛かる度に、思わずぐっと身を乗り出す私と運転手さん。黄色は「注意して進め」。

運良く一度も信号に引っかからずに行けたものの、最後の角を曲がったところで710円、到着時には890円に膨れ上がってしまった料金。

いかん、足りない。一円玉から五円玉からかき集めてやっと732円。

私「どうしましょうか。家まで取りに行きましょうか?(自分が悪いのに歩み寄ってあげているかのような態度)」

運「(ニカっと笑って)いいよ、700円で!」

私「えっ! いいんですか?」

運「ああ、いいよいいよ」

かき集めた小銭を一切合財運転手さんに渡し、何度もお辞儀をしました。

私「本当にありがとうございます。 このご恩は忘れません」

爽やかに笑って、運転手さんはさっそうとタクシーで去っていきました。

一度乗ったタクシーにもう一度乗る確率は、どれぐらいなのでしょうか。

疲れきっていた一日の、嬉しい締めくくりでした。

人から親切を受けたら、自分も誰かに親切をしたくなりますよね。こうやって親切と感謝の輪が広がっていくのだなぁとしみじみと実感しました。

「い●●タクシー」さん…名前を見るのを忘れてしまいましたが、ありがとうございました。


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