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編集部だより

奮闘記~第4話~「さあ、その先の世界へ」 2008.01.20
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前回のつづき

 では「限界」とは何だろう?マシーンなどで考えれば、ポテンシャルの最高到達点と言えるだろう。

 つまり、これ以上がない、今ある能力を最大限引き出した状態である。これは人間にもあてはまることで、私たちは誰もがある「限界」の中で生きている。速く走る、たくさん食べる、遅くまで起きている、ばりばり仕事をする…。こうした日常のすべてについて、常に己のMAXまでやる人は少ないだろう。それどころか、そんなことを続けていたら身体に変調を来してしまう。脳は限界をつくりセーブさせる。

 ところが、その限界が本当に限界かというと、そうではない。人間もマシーンも限界を知ることで、その先の世界の存在を知るからだ。そしてその先の世界を見るために努力する。人間であれば「あの時の苦労を思えば」と、それまでMAXだと感じていた地点をやすやすと越えて行く。

 「限界に挑むオトコ」は、自分に限界をつくることを好まず、ストイックにその先を見つめていたのだ!春の穏やかな小川から清冽な急峻へ、そしてすべてを洗い流す激流へ。マシンと自身の限界に挑み続け、やがて現在のテクノロジーを凌駕した…。感動である。どんなスポ根漫画でも描かれなかった、どんなハードボイルド、ピカレスクでも描かれなかったオトコである。MAXが誰であるかは今ではもうどうでも良かった。謎は解けた。

 「限界に挑むオコト」は、おしりを洗いながら、実はその先にある世界を見ていた。私にはまだその世界は影すら見えない。

 それからもその「おしり洗いマシーン付き便座」の水勢がMAXになっているのを度々見かけた。その度に私は、そのオトコが早くその先の世界へ旅立てるよう祈りながら、春の小川と小鳥のさえずりの中、軽く目を閉じた。

 雑誌編集に携わりながら日々感じることを、徒然なるままに書いた。おつき合いいただきありがとうございました。(おわり)


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