アクティブなシニアライフを応援する情報サイト

素敵に年を重ねる’あなた’のための応援サイト
Home

文字サイズ変更

  • 標準
  • 大

はいからCHANNEL インターネットTV
はいから大人の部活
遺言アプリ100年ノート


メディアのご紹介

  • 季刊誌はいから
  • 新聞はいからエスト

編集部だより

初めて 2008.02.01
Share

 先日、祖父宛に大きな宅配便が届いた。

 ズシリと、重い。中を開けてみると、デジタルカメラが。プリンタやメモリーカードまで入っている。最新のものだ。

「どうしたの、それ?」ぼくは聞いてみる。

「いや、孫の写真撮ろうと思って。通販で買った」と、祖父。

「使い方わかるの?」

「いや…、だから、教えてくれ」

「……」

二年前に祖父が初めて携帯電話を買った時のことを思い出す。その時も、メールや写メなど、何度も操作の仕方を教えたっけ…。

祖父、ただいま、八十二歳。

今回購入したというデジタルカメラは、シャッターボタンに祖父の人差し指がうまく掛からないほど、コンパクトなもの。かろうじて押せたかと思えば、ディスプレイに移った写真はゆらゆらと心霊写真のよう。

祖父、八十代にして、初のデジタルカメラ。

大丈夫だろうか。

 

***

 

 私事で恐縮だが、あと二年もすればぼくは三十路を迎える。この歳になると、日常で起こる様々な刺激にもすっかり慣れ、何かに対して感動するということが、昔ほどなくなった。「ふ~ん」という言葉で全てが済んでしまうのだ。

 それでも、昨日は久しぶりにはやる気持ちを抑えるのに大変だった。

 仕事が終わり、先輩にコーヒーをご馳走になった後、帰宅途中にコンビニへダッシュした。財布からキャッシュカードを取り出し、店内に設置してあるATMへGO!カタカタと暗証番号を打ち、残高照会をON!ディスプレイに浮かんできた数字をまじまじと見つめ、思わずWow!

 昨日は月末。うれしい給料日。

 しかも、ただの給料日ではない。

 当社、アーデント・ウィッシュにぼくが入社して、初の給料日だった。

 帰り道、街路灯に照らされ、アスファルトに映る自分の華奢なシルエットを見つめながら、その右手には、確かに通勤カバンが握られていた。

 少しはサラリーマンらしくなっただろうか?そう、問いかけてみる。

 営業部に配属されてから、この一ヶ月間、初めての経験をたくさんした。

 特に、インターネットテレビ『はいからチャンネル』の収録では、大好きな番組を生で見られたこと、会いたいと思っていた人に会えたこと、それらの嬉しさで一気にボルテージが上がった。そして、そのような機会にめぐり合えたことに感謝する一方で、自分の未熟さを改めて知った。

 まだ何も経験していないじゃないか、と。

 正直、初めてのことはパワーを使うし、疲れる。けれど、それを超える楽しさがあることをこの一ヶ月で改めて知った。

 「初めて」をたくさん経験できるこの環境に感謝するとともに、がんばってみようと思う。

 雑誌『はいから』、新聞『はいからEst』、そしてインターネットテレビ『はいからチャンネル』ともども、ぜひ応援してください!

 

***

 

 余談だが、祖父の部屋には、写真が一枚フレームに飾られている。兄の子どもの写真だ。あのデジタルカメラで撮ったものだ。

 祖父、八十二歳にして、初めてのデジタルカメラ。

 あれから数日。

 どうやら、祖父は「初めて」を「楽しさ」へと変えたようだ。


Back PageTop

  • 会社案内
  • プライバシーポリシー
  • ご利用規約
  • お問い合わせ
  • 広告掲載のご案内