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編集部だより

原因と理由 2008.04.12
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 2月半ばに引っ越し、新しい生活が始まって2ヶ月が経ちました。引っ越した当初は「お風呂が狭い」「キッチンが低い」「コンセントが少ない」ことに難儀しましたが、なんだかんだで生活も落ち着いてきました。

 ただずっと気になっていることがあります。それはマンション敷地内で毎夜のように繰り広げられるネコの喧嘩です。私のマンションと隣りのマンションの間には車3台を置ける位のスペースがあります。こにはワイルドな趣きの草が生い茂っているだけで、住民にはデッドスペースです。付近の猫には鎬を削るコロシアムとなっているようです。ネコには別の意味でデッドスペースかもしれませんね。

 ある日、帰宅して家に入ろうとすると、例によってネコの激しいやり取りが聞こえてきました。「やっとるな」でいつもは済ますのですが、部屋の外にいたため現場に向かうことにしました。基本的に私は現場主義です。

 近づくにつれ、「ミャー」でも「ニャー」でもない「ゥミニャー」という獣声が大きくなってきます。壁の横からのぞき込むと、2匹のネコはまさに獣でした。鳴き声と形相からはイエネコの生態が見当たりません。縞柄のネコAは激しい声を出しながら、華奢なネコBを睨みつけます。ただ、AはBへ襲いかかりません。というより、簡単に襲いかかれないのです。凄まじいプレッシャーにBは動じる様子がなく、Aは不気味さを覚えたのかもしれません。「弱い犬ほどよく吠えるという言葉はネコにも当てはまるのか」。新しい発見に思わずテンションがあがります。しかし運悪くマンション住人に遭遇。冷ややかな視線に耐えられず、「ネコがあれだから」のようなことを呟きながら退散しました。

 ネコの縄張り行動は、自身の食糧確保が目的のひとつだと考えられています。ヒトにとってデッドスペースでしかないこの場所は、もしかするとネコには最高の餌場なのかもしれません。「もっと豊富に餌があれば争いはなくなる」と考えた私は、コンビニで猫缶を2つを購入して現場へ戻りました。思わぬ赤っ恥をかいてから15分位が経っていましたが、不審者を見るような目で私を見た住民とネコの姿はありませんでした。私は猫缶を開け、コロシアムの手前と奥にセッティングしました。PEACEの願いを込めて…。

 しかし、翌日以降もネコの争いはなくなりません。猫缶2つで安穏が訪れると一瞬でも考えた自分を悔いました。

 その2日後の朝、会社へ向かうため部屋を出ると、マンション掲示板に張り出された1枚の紙に急いでいた足が止まりました。

 居住者各位

 近隣より猫の被害について苦情が出ています。

 くれぐれも猫に餌を与えないようにしてください。

                    管理人

 またも赤面。「あの住民に缶詰を置くところを見られていたのかな」と思いつつ猫缶を回収しようと現場へ行くと、驚きの光景がありました。私の置いた猫缶は既になく、別の猫缶が置いてあったのです。さらに、パンの耳と発泡スチロールの皿(スーパーなどで食品を入れている皿。餌を与えたものと思われる)が散らかっています。最高の餌場は、住民のその場しのぎの愛情によってもたらされていたわけです。自分の無責任さとヒトのエゴを噛み締め、私は餌を拾いました。

 そんなこんなで、この日は会社に遅刻しました。

 皆さんも野良ネコへの餌やりと遅刻には注意しましょうね。


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