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編集部だより

G-ショック 2008.08.31
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 引越しをして半年余りが経ちましたが、おそれていた不安が現実になりました。とうとう我が家にGが出ました…。

 Gを忌み嫌う方と比べれば、私はフレンドリーな方かもしれません。対G兵器であるスリッパや丸めた新聞を手にしたことはありません。遭遇しても何とかして屋外へ逃がすようにしています。「一寸の虫にも五分の魂」という道徳心もありますが、自分の手と部屋が汚れてしまわないかという不安からです。賢いGは私を都合のよいヒューマニストと見ているかもしれませんね。

 そんな私もGを一度だけ手にかけてしまったことがあります。

 今から10年以上前の話です。コンビニで買ってきた牛カルビ弁当を食べようと自宅のレンジに弁当を入れました。レンジの中で何か動く気配を感じましたが、気にせず電源を入れました。ライトがつき、ブーンという音と共にテーブルが回り出すと、違和感の正体が浮かび上がってきました。ライトアップされながらグルグルと回るGの姿があったのです。

 Gの動きに反応するように、レンジから発する電磁波の光がGの体を貫きます。しかし、動きは鈍るどころか活発になっていきます。設定した3分はあっという間に過ぎました。へっちゃらです。3億年をくぐり抜けた生命力をまざまざと見せつけられました。
 予想していなかった出来事に気持ちが昂る私に、ひとつのアイデアが浮かびました。

 「オーブンならどうだろうか」

 オーブンレンジたったのでオーブンに変更し、弁当ごとチンしました。「これでダメならヒトの負けだ」と思いながら、5分間待ちました。これほど長く感じた5分間はありません。

 ブザーが鳴りオーブンを開けると、見た目は変わりませんがこんがりと焼け上がったGの姿がありました。一気に感情が静まると酷いことをした自分に気づきました。過度の加熱とGの接触により弁当が食べられなくなったこともあり、罰として食事を抜きました。

 ほろ苦いような、香ばしいような若き日の思い出。

 肌寒い日すらあった先週の関東地方。憎らしかった日差しは影をひそめ、冷たい雨が降り止むたび、セミの鳴く声は一歩ずつ遠ざかっていきました。あの日と同じように暑かった今年の夏も終わりを告げようとしています。


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