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編集部だより

偉大なる働きマン(その2) 2009.02.06
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                                   (前回の続きから)

 さらっと書きましたけど、人を元気にして、しかもそれが読んだ後も持続する漫画って、よくよく考えると、とんでもないものなのではないだろうか…。それができる表現者は、この世にどれほどいるのでしょう。しかも安野さんの場合、『わかる人だけわかればいい』という、自分の感性に共感できる人のみを拾い上げる限定的なものでなく、万人に共感させられるまでに作品を高めている…。安野さんの漫画が世の中を変える、そんなことも決して大袈裟ではないのかもしれません。

 『働きマン』には、編集者はもちろん、漫画家、作家、植木職人、営業、セラピスト、医者、果ては政治家など、タイトルにふさわしくさまざまな働きマンが出てきます。それぞれにポリシーやこだわりを持っていて、自分の仕事に嫌悪感を抱いている人もいるけれど、その人なりに一所懸命、誠実に、仕事と向き合っています。そのスタンスの違いからぶつかり合うことも多いのですが、仕事にかける情熱はみな同じ。その情熱は、ひいては作者の安野さん自身の投影なのではないかと思います。

 安野さんは、まさにプロフェッショナルです。天才の上に、努力を怠らない。自分の描きたいものを描くのではなく、大衆が求めるものを描く。つねに読者のことを第一に考えて、真摯に仕事と向き合っています。そういう人が描いたのでなければ、働きマンはこんなにヒットしていないでしょう。プロとアマの違いは『ツメ』だ、とある人が言っていましたが、安野さんはまさにそれを感じさせてくれます。きっと、作者である安野さんが登場人物の誰より働きマンなのだろうなぁ。
いちファンとしてはとても残念なことに、安野さんの体調不良により、現在、『オチビサン』以外の仕事は休まれている状態…。

「いつもどれるかわかりませんが
まだ、漫画を描きたいです。
描けるようにもどりたいです」

と、ご自身のブログでおっしゃっています。ええ、ぜひ! 待っています!!

 きっとそれこそ寝る間もないほど忙しかったでしょうから、もしかするとそのせいで、身体を壊されたのかもしれません…。
 もしそうならば、無理をなさらず、身体を休めることに専念してほしいものです。そして十年でも二十年でも待ちますから、働きマンの続きをどうか…。
ちなみに、一世を風靡したテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の監督である庵野秀明さんは、安野さんの旦那さまです。偶然ペンネームの名字の読みが同じだったことから、『Wアンノ』の名がついたのだとか。彼らの仲人が、庵野監督が師と仰ぐ宮崎駿監督であったことも、興味深い話です。

 最後に、『監督不行届』(安野モヨコ著/祥伝社)に寄せられた庵野監督の後書きを抜粋し、シメさせていただきます。

「…嫁さんのマンガのすごいところは、マンガを現実からの避難場所にしていないとこなんですよ。…(中略)…読んでくれた人が内側にこもるんじゃなくて、外側に出て行動したくなる、そういった力が湧いて来るマンガなんですよ。現実に対処して他人の中で生きていくためのマンガなんです。…(中略)…『エヴァ』で自分が最後までできなかったことが嫁さんのマンガでは実現されていたんです。ホント、衝撃でした」


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