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編集部だより

忘れる生き物 2010.02.26
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 人は忘れる生き物なのだそうだが、忘れてもいい事と忘れない方がいい事がある。
記念日などに出かけた旅行などは後者にあたるだろう。近年ではデジタルカメラなる
箱が登場進化し、パソコンなる箱に撮影した写真をどんどんためておけるので大変便
利である。と、思っていたところ、パソコンなる箱を常時立ち上げていない我が家で
は、撮りためた写真をあまり見ない。撮ってみただけなのだ。そこで今度はプリンタ
なる箱を購入し、パソコンなる箱にある写真をどんどんプリンタなる箱から紙にする
ことになった。これをファイルなる小箱に入れて押し入れにしまうと、もう二度と見
ないので、押し入れの目につく場所にしまう。安心安心。

 これで、思い出は色褪せることなく… と思っていた矢先。夫婦でこれまで訪れた
旅先のことを話していたところ、恐ろしいほど抜けている。そこに行ったのはわかる
が、いつだったか。旅館の名前や雰囲気、料理やお風呂、歩いた場所、交わした言葉
…。
 中には比較的しっかりした記憶もあるにはある。真冬の浜辺で転んで波にさらわれ
そうになったとか、部屋に奇妙な虫が出てきて部屋を変えてもらったとか、標高3000
メートル付近の岩場でちょっとルートを外れていたことに気付いたが登らないともう
……とか。アグレッシブなものが多い。もちろん、宿の素晴らしい料理も覚えている。
ただし、素晴らしいということだけであって、具体的なものは分からない。
 そこで写真などの整理を始め、行った場所や料理などの感想を残すことに。そこで
笑ったのが、旅行先も宿も分かっているのに、そこに2泊している事実が判明した時
だ。見事に二人ともそれを忘れていた。

 整理してみて思ったのだが、ふたりで小さな旅行など含めけっこう色んな所に出か
けている。ひとつ一つの記憶は曖昧で半ば忘れてしまっても、ふたりでたくさんの場
所にでかけたことは忘れない。いつか、年をとって、何となく昔ばなしをするうちに
思い出すこともあるだろう。
 最近では休日にヨチヨチヨタヨタと料理などもいたすのだが、妻に「また人参買っ
てきたの!?」と不安そうに言われている。同様の現象により、かくして我が家はス
パイス御殿となった。本人が一番不安なのだが、これからはスパイスがたくさんある
ことだけは忘れないでおこう。


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