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編集部だより

記憶について 2011.05.20
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こんにちは、編集部のDです。
 

私には2つ年下でアルバイト時代に知り合ったM君という友人がいます。彼は頭の回転も速く、歌も上手く絵画も得意、性格も社交的で、様々なイベントごとにも顔を出す行動力もあります。彼と過ごす時間は非常に楽しく、あっという間に時は過ぎてしまいます。
 
しかし彼が起こす行動や言動が時々私を悩ませることがあるのです。
 
共に草野球をしたとき、何処をどのように修正すれば分からないような無茶苦茶なフォームで投げたボールが狙ったところへ真っ直ぐ投げられたり、捕球したはずのボールがグラブには無く、ボールがズボンのスソから出てきたり、バックでクルマを駐車する際は後輪がクルマ止めに当たり停止しますが、クルマ止めを超えてクルマ止めの上に車体が乗ってしまったり、数え上げればキリがないほど様々な逸話を残しているのです。
 
それらについて何故私が悩むのかというと、記憶力がそれほど強くない私がなぜか、彼の奇奇怪怪な彼の行動のほぼ全て私の脳に記憶されてしまっているのです。あの時こんなことがあったよなぁーなんて話してしまうと、彼が起した不可思議な行動や言動が次々と思い出され、ベラベラと喋りだすと当の本人が忘れていたりもします。君があの時このような行動をしたんじゃないかと言っても、僕ですか?別の人じゃないですか?なんてことを言うものだから、彼に思い出してもらう為に必死にそのときの場所、風景、時間などを事細かに伝えます。半分は思い出してもらえますが、半分は思い出してもらえません。それがとてももどかしいのです。
 
何故彼の行動ばかりここまで記憶するのか?記憶とはそもそもどのようなシステムなのか調べてみました。
 
記憶は脳の中の海馬という部分に貯蔵されます。その海馬に記憶として貯蔵されるにはショックなことが起きると自動的に貯蔵されるらしいのです。
 
ショックなこととは何か?昔々例えば縄文時代など、今より安全が確かではない時代、ある道を歩いていたら急に獣が草むらから飛び出してきました。そのときに生命の危機としてこの道は危険だと脳が海馬に記憶をするのです。次回から歩く際は、この道は危険だから遠回りして別の道から行こうなどと自分の生命を守るために記憶されていくのです。
 
つまりM君の様々な行動や言動は私の本能的な生命維持能力に働きかけ危険だ!とサイレンを出させてしまうのです。
 
そのことを彼に伝えたところそんな馬鹿なと言って大声で笑っていました・・・・。
 
恐らく私の常識だと思う範囲を彼は日常生活の中で軽々とはみ出してしまう、それが私の脳にはとんでもないことだ、草むらから獣が飛び出してきて生命の危機だ!と同じレベルで映ってしまうのでしょう・・・だから一緒にいて楽しいのかもしれませんね。
 
何かの縁で知り合ってから早10年、どんなに脳が驚こうともこの縁は大事にしていきたいと思います。


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