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編集部だより

最高ではなく 2012.06.15
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以前このコラムで書いたのだが、先日のニュースで竹内氏の快挙を知った。

山を愛する人、そうでもない人、仕事で疲労した人、人生の岐路で暗雲と霧と靄と

スコールと、切れ間から差し込むレンブラントのような光に立ちすくむ人…

すべて、あなたに似た誰かのために生きる人への吉報である。

 

一口に8000メートルといわれても、ピントコナイ。

正確ではないのですが、簡単にわかりやすい例をいくつか。

 

まず、紫外線量。これは1000メートル上ると10%上昇するとされている。

単純に毎日暮らす場所の80%増量。焼肉屋さんでカルビ80%増量といわれると

ちょっと嬉しいが、紫外線は困る。

 

そして酸素。これは、気圧との関係があるので。あえて酸素とだけ。

高度があがるにつれ、気圧は下がる。空気の密度が低いので

呼吸で取り込める酸素も減少する。その割合だが、だいたい毎日暮らすところの

3分の1くらいといわれる。2000mくらいから高山病の症状が出始めることを

考えると、この高度の壮絶さは計り知れない。

 

もう一つが気温。これも正確にはいかないが、100メートルで0.6℃下がるとされる。

8000mだと…いつもテレビをみるところがゼロ℃とすると、-48℃。そんな馬鹿なと

思うかもしれないが、真夏に日本で3000m付近まで登れば、ダウンジャケットがいる。

いや、ダウンジャケットだけでなくストーブもいる。風がふくと震えがとまらない。

 

平均気温はマイナス20℃以下で、時速300kmを超える風が吹くこともあるという。

そんな高所登山では、これまでいくつもの人が命を落としている。見つからない方も

いれば、ルート上に放置されたままの死体もある。

 

そんな場所だ。何度チャレンジしても登れるとは限らない。綿密でち密、

微にいり細をうがつ計画をたてても、自然には勝てない。栗城氏の挑戦は

私のようなヤマアルキニストにはやはり偉大なのだ。

 

そんな、地球上にある14の8000メートル峰を制覇する人っていったい…。

ブログや書籍を読む限りではあるが、変わった人だ。そして精神としてフェアな人。

 

登山者としての技術は世界最高レベルの持ち主なのだろう。

しかし、あまりに過酷な自然の中で、生きて頂上に立ち、生きて戻ることの

できる竹内氏は、間違いなく最強のクライマーの一人なのだと思う。

技術や装備だけは、到達できない場所がある。そんな、竹内氏にとっての頂上の

ような場所は、きっと、私たちの生きる場所にもあるはずだ。知識やセンスや

道具では決して描けない、書けないこと。心を震わすものには、この何かが

宿っているのだと私は信ずるナ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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