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- 下町ご利益散歩「門前仲町~清澄白河」 2015.01.21
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下町ご利益散歩「門前仲町~清澄白河」
江戸最大の八幡様・富岡八幡宮周辺の敷地を有していた永代寺の門前町として、江戸時代より栄えてきた門前仲町。活気溢れる商店街、昭和レトロな飲み屋が集まる小路など、随所に下町の気風を残すエリアです。
また、観光客に人気の「深川七福神」など、数多く残る寺社も魅力の一つ。今回は、老舗名店の味をいただきつつ、一年の幸を祈るご利益散歩をご案内します。まずは恵比須様を祀る「富岡八幡宮」。
深川の八幡様「富岡八幡宮」
七福神「恵比須神」を祀る「富岡八幡宮」は、寛永4(1627)年、ご神託により当時永代島と呼ばれたこの地を干拓し創建されました。江戸勧進相撲の発祥地でもあり、境内にはどっしりと存在感のある、高さ3.5mの横綱力士碑。正面参道沿いに飾られている、豪華な黄金神輿も見どころです。毎月1・15・28日には縁日が行われ、お祭りのような雰囲気が味わえます。
江東区富岡 1-20-3 03-3642-1315●境内自由
深川のお不動様「成田山 深川不動堂」
大本山成田山新勝寺の東京別院。元禄16(1703)年、富岡八幡宮の別当・永代寺で行われた成田不動の出張開帳が始まりと云われており、明治14(1881)年に完成しました。奉祀するご本尊は不動明王、開運成就・商売繁盛をはじめ、さまざまなご利益があります。毎日お護摩を執り行い、参拝者の諸願成就を祈念。祈祷の最中は、境内に太鼓の音がドンドンと鳴り響き、迫力満点です。
江東区富岡1-17-13 03-3641-8288
●観時間:8時~18時(1・15・28日は20時まで)
守り続ける変わらない味に、ホッと一息 「いり江」
三代続く甘味処。独自ブレンドの天草から手作りする寒天、国産のえんどう豆など、こだわり素材を使用した変わらぬ味を守り続けています。冬は、毎日店でつく柔らかな餅が入った「田舎しるこ」でほっこり。約8時間練る滑らかな小豆の、優しい甘さがたまりません。
江東区門前仲町2-6-6 03-3643-1760
●営業:平日11時〜19時30分(19時L.O.) 土日祝は18時30分(18時L.O.)
●定休日:水(1・15・28日と祝日は営業)
明治12(1879)年創業の老舗の味を堪能「近為」
創業130年の老舗「近為」。あっさりとした、パリッと歯ごたえのよい漬物が楽しめます。「京のぶぶづけと黄金づけ」は、さまざまなおかずを少しずついただけるので女性に人気のメニュー。ぶぶづけ(お茶漬け)は、漬物はもちろん梅ちりめん・紀州産の甘い梅を具に、煎茶や番茶を注ぎ自分好みでどうぞ。
江東区富岡1-14-3 03-3641-4561
●営業:11時〜17時L.O. ●定休日:不定休
素朴さと品位を兼ね備えた和菓子を「梅花亭」嘉永3(1850)年創業の老舗和菓子店。趣ある店構えが郷愁を誘います。モチモチ生地で、粒の食感が程よく残る餡を包んだ平たい「どら焼き」、可愛い型に餡がぎっしり、食べ応えある「梅もなか」など、創業当時から愛される伝統の味が自慢です。
江東区富岡1-13-10 03-3641-3528
●営業:9時〜17時 ●定休日:不定休
七福神を巡りながら少し足をのばして、自然豊かな清澄白河へ。名勝「清澄庭園」で冬の花や野鳥の観賞を楽しみ、どこか郷愁を感じる通りをぶらり。下町の人情に触れながら、疲れた体と心を癒しませんか。
明治の庭園を代表する〝回遊式林泉庭園〟「清澄庭園」
都の名勝に指定される名庭園のひとつ。江戸時代の大名下屋敷跡を、明治11(1878)年に三菱グループの創始者・岩崎彌太郎が取得、明治13年(1880)年「深川親睦園」として開園しました。門をくぐるとひろがる大泉水の周囲には、全国から取り寄せた名石が適所に配され趣ある景色を作りだします。四季の花、1年を通じて飛来する種々の野鳥をゆったりと観賞しながら、癒しのひとときを過ごしませんか。
江東区清澄3-3-9 03-3641-5892
●営業:9時~17時(入園は16時30分まで) ●定休日:年末年始(12月29~1月1日)
●入館料:一般/150円、65歳以上/70円(税込)
〝出会い〟に感謝し、心を込めた料理を「mamma cafe 151A」
「『一期一会』を大切に、心をこめたおもてなしをしたい」と店主の店部さん。安全にこだわり作った食事は、主に有機栽培や無農薬の旬な素材をそのまま活かした家庭的で優しい味わい。また、ふらりと立ち寄りたくなる温かな雰囲気にも心が安らぎます。
江東区平野3-4-6 03-6458-8715
●営業:8時~19時(L.O.) ●定休日:月(祝の場合翌日)