アクティブなシニアライフを応援する情報サイト

素敵に年を重ねる’あなた’のための応援サイト
Home

文字サイズ変更

  • 標準
  • 大

はいからCHANNEL インターネットTV
はいから大人の部活
遺言アプリ100年ノート


メディアのご紹介

  • 季刊誌はいから
  • 新聞はいからエスト

好評連載コラム

芸能人インタビュー

第1回 風吹ジュン/女優 2007.02.07
Share

【芸能人インタビュー】一覧はこちら

年齢を重ねるほど人生は楽しい! 女として女優として今、萌えています(笑)

妻でも母親でもなくなった時、はじめて“自分”を知る

 あなただったらどうするでしょうか? 定年を迎えた夫が突然心臓麻痺で亡くなり、その上、夫に10年来の愛人がいたことを知ってしまったら…。今回ご登場の風吹ジュンさんは、映画「魂萌え!」(桐野夏生著)でそんな主人公の専業主婦・関口敏子を演じています。

 「この原作を読んだ時、私は『女三界に家なし』ということわざを思い出したの。女性って生きていく中でどうしても“自分”というものを抑えなくてはいけない場面が出てくるんです。敏子のように、女性は妻になったら夫を、母親になったら子どもを意識して、自分の所在がいつの間にか“相手ありき”になる。だけどある時、妻でも母親でもなくなって“一人の女性”に戻った時、突然“自分”というものを意識しなくてはいけなくなるのよね」

 世間知らずだった敏子も、社会に出て様々な人たちとの出会いによって「再生・自立」していきます。

 「女性というのは受け止める力をもっていると思う。敏子も社会に出て、新しい出会いから「外の世界」をどんどん吸収していくの。自分に目覚めたのね。だから、実は女性の本質って、強くて柔軟なものなのよ」

映画『魂萌え!』は新しい私を引き出してくれた映画です

 そして、撮影がスタート。しかし、まだ役がつかめず最初のセリフを躊躇してしまったと風吹さん。そんな時、阪本順。監督から『謙虚になることですよ』と言われ、ふんぎりがついたといいます。

 「それは広い意味での謙虚だったと思う。この現場を謙虚に乗り越えるという意味もあるけど、私はあくまで敏子が受け身で謙虚な女性ということと捉えて、そこからはすんなり演じられました。阪本監督は役者が感動する監督ですね。素晴らしい経験ができたと思っています」

 劇中で最大の見せ場でもある妻・敏子と夫の愛人(三田佳子)が直接対決する場面。静寂ながらも見ている側に緊張感が伝わってくるシーンです。

 「あのシーンは私も好きな場面です。そこで敏子は否定も肯定もしないし攻めもせずに感知するだけ。どちらが正しいというのではなく、今2人で向き合っている事実があるということ。そこで私は監督に『対峙する2人をきちんと撮ってほしい』とお願いしました。私が女優として賭けた大事なシーンですね。まさに“魂萌え”を経験させてもらえました」

 それにしても『魂萌え!』という強烈なタイトル。元来、日本語の「萌える」とは「芽生える」という意味ですが、この映画では『魂が揺さぶられるほどの感情の高まり』を表しているといえます。そして風吹さんは、この映画を見て「萌え」て欲しいといいます。 

 「この映画は社会に向かっての女の自立を表現しています。原作を離れて進化してきていますね。それに考える課題をいっぱいもっている映画なので誰かと一緒に見てほしい。例えば、夫婦で、家族で、友達で。語り合うにはとってもいい題材だと思うの」

二人の子どもからの情報が、今すごく楽しいの

 ドラマデビューから31年。今ではドラマや映画などの映像界にとって風吹さんは貴重な存在の女優になったといえます。

 そんな風吹さんには離婚してからひとりで育てている二人のお子さんがいます。本人は「子育ては上手くない」と謙遜しますが、子どもの話になると自然と笑顔がこぼれます。

 「子どもが小さい頃は、私が働き詰めだったので、一緒にいる時間がなかなかもてなかったの。ちゃんと躾ができていなかったから子どもたちには申し訳なかったと反省しています。でも、二人は自分で学校を選んで、ちゃんと自立に向かって歩んでいるので安心しています。

 子どもの情報はおもしろいわよ。今、子どもがハマっているのが昔の映像のモノクロ世界なんだけど、セレクトするDVDがまた刺激的!今はDVDを子どもと一緒に見ることが、すごく楽しいですね!」

ピラティス、アロマ、中国茶…興味があったらすぐ行動

 小柄で華奢なスタイルの風吹さん。髪をかき上げて見つめられるだけで、こちらがドキドキしてしまうほど艶やかで魅力的な女性です。その美しさの秘訣は?

 「もう1年近くやっているのがピラティスでインナーマッスルを鍛えています。あれ、すごい汗が出てくるのよ! それと、アロマテラピー歴15年。女性には「ラベンダー」がオススメよ。ふふふ。最近はさらに仕事が面白くなってきたので、なるべくならいいコンディションで働きたい。その為の努力はしようと思ってね。食べるものはサプリメントで全部バランスをとっています。だから更年期も無事通過?ますます元気です(笑)!それから、8年くらい前から熱中しているのは中国茶。近所に中国茶専門のお店ができてね、そこのオーナーさんが面白いの!話すと色々お茶について教えてくれて楽しくなっちゃって…。それで中国への買い付けに私もついていっちゃった。すごい大冒険でした」 

 ポンポン飛び出す趣味の数々。それにしても興味のあることを全て体験してしまう行動力はお見事。若々しい秘訣はもしかしたらそのパワーなのかもしれません。

 「私は興味があったらすぐ行動しちゃうタイプなのね。知りたいことがいっぱいあって忙しいの。あと、いろいろなジャンルの友だちが多いことが私の自慢。若い頃にはそんなことなかったのにね。年を重ねれば重ねるほど人生って楽しい! そう思えるようになったのも私が50代になってからね。今、まさに“萌え!”って感じです(笑)」

 

プロフィール
1952年富山県出身。

1975年『寺内貫太郎一家2』でドラマデビュー。その後、映画、ドラマ、CMなど幅広い分野で活躍。映画『無能の人』では日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞するなど多数の受賞作をもち、演技派として高い評価を得る。また、最新主演映画『魂萌え!』は2007年1月27日より全国公開。

 

『魂萌え!』
桐野夏生の同名ベストセラー小説を映画化。
■定年を迎えた夫と敏子の平穏な暮らしは、夫の急死によって一変する。やがて露になる愛人の存在、8年ぶりに突然現れ強引に遺産相続と同居を迫る長男。深い喪失感を味わいながら、敏子は人生の荒波に立ち向かっていく決意をする。

【出演】風吹ジュン、田中哲司、常盤貴子、加藤治子、豊川悦司、寺尾聡、三田佳子

【監督・脚本】阪本順治【原作】桐野夏生

【芸能人インタビュー】一覧はこちら


Back PageTop

  • 会社案内
  • プライバシーポリシー
  • ご利用規約
  • お問い合わせ
  • 広告掲載のご案内