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バレエは時空を超え偉大な先人たちに出逢える高貴な芸術。日々、エキサイトしているよ 2011.08.16
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バレエは時空を超え偉大な先人たちに出逢える高貴な芸術。

日々、エキサイトしているよ

 

バレエダンサーとして世界最高レベルの人気・実力を持ち、

演出家として数々の古典バレエを見事な完成度で描いてきた

バレエ界の革命児・熊川哲也さん。3年振りに挑むバレエの王道であり

原点とも言われる『白鳥の湖』。円熟味を増した熊川さんの

パフォーマンスに期待が集まる。

 

 

■バレエに魅せられた少年。日本を飛び出し世界へ羽ばたく

 

  激しく躍動する見事な身体、滞空時間の長い跳躍、切れ味鋭い回転、そしてドラマティックな演技力…熊川哲也さんの舞台は観るものを熱狂させる圧倒的なパワーが宿る。

  溢れんばかりの才能で人々を魅了する天才バレエダンサー・熊川さん。10歳でバレエを始め、弱冠15歳で英国ロイヤル・バレエ学校に入学する。
 「バレエと出逢ってから、僕の人生は変わった。運命を感じるよ」
 バレエを通して自分を表現することに魅せられた少年は、異国の地でも臆することなくレッスンに打ち込む。その才能が開花するまでに多くの時間は必要なかった。
 在学中の89年、若手ダンサーの登竜門でもあるローザンヌ国際バレエコンクールで

金賞を受賞。「目標としていたコンクールだったので嬉しかった。自信にも繋がったね」

 その実力は世界で通用することの証しでもあった。それから間もなくして世界三大バレエ団のひとつ『英国ロイヤル・バレエ団』から誘いが届く。東洋人初の快挙であり、しかも17歳という若さで熊川さんは英国ロイヤルバレエ団の一員に迎えられたのだ。
  熊川さんとの契約を熱望したのは芸術監督のアンソニー・ダウエル氏。20世紀を代表する芸術監督は熊川さんを『この青年は踊るために生まれてきた』と評したという。
 「ダウエルは僕の恩師。技術だけでなく演技者として必要なものを教わった。自分らしくのびのびと踊らせてもらいましたね」
 入団から4年。熊川さんは21歳で主役を踊るプリンシパルに昇格する。「主役はその公演の成否を背負うようなもの。プレッシャーもあったけど僕はプロだからね。当然のことを舞台でやっていただけです」
 その活躍でバレエダンサー・熊川哲也の名前は世界に知れ渡るように。しかし、その地位や名誉は熊川さんにとって通過点でしかなかった。
 

 

■新しいことに挑戦。ダンサーにとどまらず芸術監督へ

 

  98年、熊川さんは英国ロイヤル・バレエ団を退団。「周りからはプリンシパルという地位にいながら何故? って感じだった。だけど次は自分がやりたいこと、新しい活動に興味が出てきたんだ」

  そして99年、自身が主宰する『Kバレエカンパニー』を設立。ダンサーとしてだけでなく、舞台を指揮する芸術監督として新たな一歩を踏み出す。
 「日本のバレエ界をどうにかしたい…そこまでの使命感はなかったけど(笑)。プロフェッショナルなバレエ文化を日本に定着させたかった。僕は日本が好きだし、日本人ですからね」ニヤリと笑う。
 創立から12年。これまで延べ100万人以上を動員し、今や世界有数のバレエ団にまで成長した『Kバレエカンパニー』。ここまで昇りつめても熊川さんは先へ先へと突き進む。03年には後進育成のためのスクールを開校。「バレエは才能だけがものを言う厳しい世界。しかし、裾野を広げていくためにも、どんどん種を蒔いていかなければ。後輩を育てていかなくちゃね」
 

 

■誰もが知る不朽の名作

『白鳥の湖』 再び登場!

 

 熊川さんが次に挑むのは、バレエの魅力が全て揃っているという『白鳥の湖』。 
 「白鳥の湖は我々バレエダンサーにとって特別なもので、常に踊り続けていかなければいけない作品だし、ダンサーとしての原点に戻れる作品。特にチャイコフスキーの音楽、イワーノフの振付け…完璧な世界が繰り広げられている。まるで母親に見守られているような感覚かな」

  古典バレエを『偉大な先人からの贈り物』と捉え、次の世代へと繋いでいく責任も感じている。 
 「奇抜だけど王道を踏み外さずに進む。そのギリギリのラインを古典作品を制作する場合は念頭に置くようにしている。振付けのアイデアは“降って湧く”というのが一番当てはまるかな。さっきまで、スタジオで2分の振付けを4時間かかってやっていたんだ。全然進まなかったよ(笑)。モチベーションが高いときは早く進む場合もあるけどね」
 自身、ジークフリードを踊るのは、実に3年振り。2007年から2度に渡る怪我を乗り越えてきた。
 「怪我をした時はカンパニーや、残っているツアーをどうするか考えました。今まで、自分ひとりで背負ってきたものが大きかったので…。リハビリも大変だった。しかし、確実に良くなっている自分がいるという現実を楽観する。過去を振り返り、未来を見据えていた。変わったのは、自分の身体の状態を把握しようと思うようになった所かな。30代中頃までまったくなかったからね」

 

■バレエに全てを捧げるエンターテイナー
 
 「トップバレエダンサーは踊りができるのはもちろんのこと、多角的に物事を判断しなくてはいけないし、魅力的でなくてはいけない。知性も、品も兼ね備えなくてはいけないね」

  取材時、真直ぐ目を見て話す誠実な対応をみると、舞台を降りても熊川さんの人間的な魅力を感じさせる。そして時折見せる“いたずらっ子”のような笑顔に人々は魅了されるのだろう。
 「僕は根っからのエンターテイナー。常に人を喜ばせたいと考えているんだ。この取材中もね(笑)。昔から僕は変わっていないんだよ」
 バレエを辞めたいと思ったことは一度もないという熊川さん。正直にありのままを語る熊川さんの言葉にウソはない。
 「僕はバレエを通して素晴らしい作品や偉大な先人たちと、時空を超えて出逢えているんだ。素敵な時間を過ごさせてもらっている。日々、エキサイトしているんだ」
 成熟を重ね、さらに高みに向かっている熊川さんにますます目が離せない。

 

 

◎バレエダンサー/熊川哲也
くまかわ・てつや  1972年北海道生まれ。89年ローザンヌ国際バレエコンクールで日本人初の金賞を受賞。英国ロイヤル・バレエ団で最高位のプリンシパルとして活躍後98年に退団。99年「Kバレエカンパニー」を創立。2005年芸術選奨の文部科学大臣賞受賞。2012年1月よりBunkamuraオーチャードホール芸術監督に就任。

 

 

 

Tetsuya Kumakawa
 K-BALLET COMPANY「白鳥の湖」

■ 大宮ソニックシティ大ホール
9/23(金・祝)15:00開演
■ ゆうぽうとホール
9/27(火)18:30開演
9/28(水)14:00開演
9/29(木)18:30開演
9/30(金)18:30開演
■ 府中の森芸術劇場どりーむホール
10/22(土)14:00開演
10/23(日)14:00開演
※9/29のジークフリード役は宮尾俊太郎

 

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