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暮らしの中の仏事
- 手元供養品のデザイン 2008.10.02
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暮らしの中の仏事では、度々「手元供養」について取り上げてきましたが今回は、手元供養品のデザインについてです。
「手元供養」とは、遺骨を手元において故人を偲ぶ供養の方法です。お墓が遠方にあって墓参りが頻繁にできない方や、故人を祈りの対象として心のよりどころにしたい方の間で関心を呼んでいます。こういった「手元供養」への関心の高まりと消費者ニーズを受けて手元供養品の種類やデザインもどんどん変化してきています。
以前から手元供養品の中で一番、取り扱われているもののひとつにペンダントタイプのものがありますが最近では、真珠を特殊加工し、遺灰を収めるスペースを設けたものなどご年配の方や冠婚葬祭などのフォーマルな場所でも身につけていたいと思っている人向けのものが出てきています。
またそのほか、銀の変色を抑えることのできる「ロイアルシルバー」と呼ばれる銀素材を使い変色を防ぐ製品などデザイン・材質のそれぞれにこだわりを持ったものが販売され始めています。骨壷タイプのものについても同様です。単に骨壷を小さくしただけでなくバッグの中に入れておけるようなミニボトルやスティックタイプのものもありそれらは、チェーンをつけることによってペンダントにもなります。
価格についても数千円のものから数十万円のものまで幅広くなってきています。「手元供養」はお墓を持っている方にも、永代供養や散骨を選ぶ方にも、手元に遺骨をおいて故人を身近に感じていたいという要望が増えつつある現代において、自由に、自分の望む供養のかたちをかなえることができます。
自分のライフスタイルやセンスに応じた手元供養品に故人のお骨やお遺灰を納めることにより、さらに故人への想いと絆を感じることができるのかもしれません。