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暮らしの中の仏事
- お墓に刻む言葉 2009.08.17
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大野屋では、毎年3000件近くのお墓を建てていますがそのお墓に刻む言葉は、
多種多彩になっています。以前でしたら、「○○家の墓」といったものや「南無妙法
蓮華経」などのお題目が多く見受けられました。しかし近年では、墓石の形状が「和型」と呼ばれるお寺の墓地などに多く見られた
縦長のものから、公園墓地などが増えるに従い「洋型」と呼ばれる横型の墓石が増加
したことにより様々な言葉が刻みやすくまたレイアウトも容易になった点もあるよう
です。特に女性は、お墓の形状として「洋型」の墓石を希望する人が多く、大野屋が平成18年に実施した「お墓に関する意識調査」においては、関東圏の女性のうち半分以上の方が「洋型」を望んでいました。また、お墓に『自分らしいデザイン』『オリジナリティな部分』を一部でも加味したいと思う女性が6割以上いて「自分らしさ」や「個性」をお墓に求める傾向にあるという結果が出ています。
このような背景もあり、お墓に刻む言葉も様々ですが、人気の言葉としては、「和」「ありがとう」「絆」「やすらぎ」などを希望される方が多いようです。今後もこの傾向は、続くと思われます。また彫刻文字を著名な書道家に書いてもらうなどの書体そのものにこだわる彫刻もあり、大野屋でも今年3月から書道家・武田双雲氏から提供された書をお墓に刻む「双書」という彫刻のサービスを開始しています。
いずれにしてもお墓は、ご先祖やご家族との絆をつなぎ続ける大切なものです。お
墓に刻む言葉もそのことをしっかり考えて刻みたいものです。具体的な彫刻や書体な
どに関しては、信頼できる石材店とよく話し合って決めるのが良いでしょう。