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暮らしの中の仏事
- お彼岸になると… 2022.09.27
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お彼岸前後になるとメモリアルアートの大野屋の仏壇店には多くのお客さまがいらっしゃいます。欠けてしまった陶磁器製の茶湯器や、ほころびたリン布団やリン棒などの買い替えをしに来られたり、親族や知人に贈る進物線香を購入しに来店されたりと理由はさまざまです。
私が仏壇店に勤務していた頃の経験をひとつご紹介します。仏飯器(ぶっぱんき)と呼ばれる仏様のご飯をのせる為の仏具があるのですが、お彼岸だからと仏壇の大掃除をされたのでしょう、仏飯器を流しで洗った時に付属のお皿を排水溝にうっかり流してしまい、お皿だけを購入したいという方が意外と多く見えました。そのような方のために店ではお皿の在庫を用意しているのですが、大きさや深さが商品によってさまざまの為、同じ大きさと思って購入しても、家に帰ってみたらお皿がしっかり台座に収まらないというケースもありました。もしお皿だけ購入したいという方は、台座ごと仏壇店にお持ちになると良いですね。
さて、みなさんは、仏前に用意すべき必要最低限「三具足(みつぐそく)」と呼ばれる、3つの仏具があることはご存じでしょうか。
その3つとは香炉・花立・火立です。
香炉とは線香立とも呼び、お線香をたてる為に灰を中に入れる器。花立は字の通り、花を入れる為の器。火立は燭台、つまりロウソク立ての事を指します。
昨今では火の扱いに不安を抱える方向けに香炉や火立は電池式のものもあります。
電池式の香炉は線香の先が本物の線香のように光るなど中々面白いです。
お彼岸をむかえる前に、ぜひ普段より丁寧にお仏壇のお掃除や仏具の点検をしてみてはいかがでしょうか?
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