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暮らしの中の仏事
- ちょっと孫に自慢できる年末のしきたりの知識 2025.12.23
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早くも2025年、令和7年も最後の月、師走(しわす)となりました。今回は年末、年始で当たり前のように使っている言葉や慣わしなどに目を向けてみたいと思います。是非、お孫さんに教えてあげてはいかかですか。■どうして年越しそばを食べるの?
大晦日の夜、おそばを食べるのは、細く長いそばを食べることによって、長生きができますように、新しい年を迎えて家族みんなが健康で幸せにくらせますように、という願いをこめたものです。また昔、金銀の細工の仕事をしていた人が、練ったそば粉を使って、床に落ちてしまった金銀をひろい集めたことから、縁起の良いものとして年越しに食べるようになったとも言われています。また他にもそばは切れやすいことから、新年を迎えるにあたって古い年の苦労や災いを断ち切ってしまいたいと願ったという説もあります。
■除夜の鐘は何のためにつくの?
大晦日の夜、寺院では除夜の鐘をつきますが、これは人間が本来持っている108の煩悩を、鐘を鳴らすことで取り除こうと言うものです。一般的には、大晦日の12時をはさんで108回つくと言われていますが、その数に関してはいろいろな説があります。いずれにしても、古い年にあった悲しい事、いやな事は忘れ、新しい年には良い事がありますようにとの願いを込めているものでしょう。
■大晦日の日は、どうして夜中まで起きていいの?
大晦日から元旦までの間、つまり12月31日の晩は「年越し」「お年とり」といっていつもの夜とは違う厳粛で特別な過ごし方をしました。地域によっては「年神様」「お正月様」を迎えるために、厳重な物忌みをして火を焚き続けて夜を明かしたり(お篭り等もあったようです)、「おせち」といわれる特別のごちそうを食べたりしたところもあったようです。最近ではずっと簡単になってはいますが、年越しそばを食べ、除夜の鐘と共に家族揃って氏神様へ初詣に行く人も多いようです。
普段は「いつまで起きてるの! 早く寝なさい!」と叱られている子供たちも、この日だけは夜遅くまでテレビを見たり、おしゃべりをしていてもいいのは、古い年から新しい年に変わる大切な節目の夜で、特別な日だからなのです。
メモリアルアートの大野屋のホームページには「孫と学ぶ生活のしきたり」という特集があり様々なしきたりや季節の慣わしなどがわかりやすく掲載されています。
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