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TVでも人気のスーパードクター 順天堂大学医学部教授 小林弘幸先生の健康講座

自律神経を乱す一因、眼瞼下垂 2022.12.14
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 読書や映画、絵画を鑑賞するのにぴったりの秋を迎えました。しかし、お気に入りの作品に向き合っていると、なんだか目が疲れてしまうという人もいるのではないでしょうか。

 老眼をはじめ、目は年齢的な衰えを自覚しやすい場所です。目の病のひとつに眼瞼下垂があります。眼瞼下垂になるとまぶたが重くなったり、たるんだ皮膚が視界をさえぎり、目がうまく開かなくなります。主に加齢が原因ですが、この病も自律神経を乱す一因だと指摘されています。

 目と自律神経は一見関係ないと思うかもしれません。眼瞼下垂になると、額の筋肉を使ったり、あごを上げなければ、うまく視界を確保できません。しかし、これでは顔の筋肉が緊張しっぱなし。こんな状態で一日を過ごせば、いつしか無理がたたります。緊張は英語でストレスと言いますが、体にかかるストレスも自律神経に悪影響が及びます。さらにまぶたの裏側にあるミュラー筋という筋肉は自律神経とつながっていることも分かっています。

 視力が衰えたり、視野が狭くなると、本の小さな文字を読んだり、2時間の映画を鑑賞することも億劫になります。ただ、眼瞼下垂は手術を受ければ治すことができます。年齢的な不調で仕方ないと放っておく人もいますが、なんとかしようという気持ちも若さにつながっていくはずです。

 ちなみに読書のお供であるコーヒーや紅茶(カフェインを含む飲み物)はストレス解消に役立ちます。ホットコーヒーは腸の冷えを和らげ、交感神経の働きを活性化する働きがあります。さらに抗酸化作用や末梢血管を広げる作用もあり、血流がよくなることも分かっています。気持ちが沈み込んでいるとき、一杯のコーヒーで気持ちが和らいだ経験がある人もいるのではないでしょうか。ストレスなく読書や映画を鑑賞して感性を磨き、実りの秋を有意義に過ごしてください。


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