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TVでも人気のスーパードクター 順天堂大学医学部教授 小林弘幸先生の健康講座

ダイエットもできる「バナナ腸活」 2023.01.17
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【TVでも人気のスーパードクター 順天堂大学医学部教授 小林弘幸先生の健康講座】一覧はこちら

 腸内の善玉菌を増やすほか、お通じをよくする食物繊維(不溶性、水溶性)。単体でこれらの働きをするのが「レジスタントスターチ」というでんぷんです。近年、注目されるレジスタントスターチと食物繊維の双方が摂れる食材が「バナナ」です。バナナは皮をむくだけで食べられますし、噛む力が衰えた高齢者でも口にしやすいことから、私は「バナナ腸活」を勧めています。

 ただ、バナナばかり食べていると、太ってしまわないか気になりませんか。実はバナナ1本(100g)は約93キロカロリー(ごはん茶碗半分、または6枚切り食パン1/2枚と同程度)。脂質も1本中0.2g(アボカドは100g中17・5g)しか含まれていません。

 とはいえ、甘いものを食べれば血糖値が急上昇し、脂肪がたまる不安もあるでしょう。食後血糖値の上昇を示す指標をGI値と言います。

 確かにスナックやごはんなどの甘い食べ物は全般的にGI値が高めです。しかし、バナナはGI値が低い食べ物です。冒頭で説明した食物繊維とレジスタントスターチが食後血糖値の上昇を緩やかにしていると考えられます。

 さらにバナナに含まれる成分が短鎖脂肪酸を生み出して基礎代謝を上げますし、糖質や脂質を燃えやすくするビタミンB群も豊富なので、「やせ体質」を作るのにも役立ちます。

 腸内環境を整えるだけでなく、ダイエットにも役立つバナナ。バナナで腸活したい人は、腸内環境を整える効果が高い「茎の部分が緑色」のバナナを食べてください。ちなみに黄色いバナナはビタミンB群が増えて美肌や脂肪燃焼に役立ちます。また、完熟した茶色っぽいバナナはリン脂質が含まれ、免疫対策や胃潰瘍対策が期待できるほか、老化防止に役立つポリフェノールの量も充実しています。健康によいと言っても食べ過ぎはNG。一日に2本を目安にし、バナナ腸活に励んでください。


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